皆さんはタランチュラのチリアンコモンという種類をご存知でしょうか?

チリアンコモンはタランチュラの種類の中でも飼いやすく、特にタランチュラ入門用として人気のようです☆

 

勿論タランチュラマニアの方にも支持されている種類です!

一般的にはローズヘアーという名で流通している事が多いようですね。

今回はそんなチリアンコモンの生態や特徴、そして毒を持っているのかどうかについて紹介していきたいと思います。

タランチュラ・チリアンコモンってどんな生き物?~生態と特長について~

チリアンコモンの生態は、オオツチグモ科のクモです。

日本ではあまり知られていないクモで、珍しい変わり種のペットとして扱われています。

 

生息地は、チリ・アルゼンチン・ボリビアなどに広く分布しています。

生活環境は、温暖で乾燥した環境を好み、主に砂漠付近で生活している事が多いようです。

様々な環境で生活できるようになっていて、悪い環境の中でも生き抜けるほど強い生命力を持っています。

 

平均体長は6㎝程で、脚を含めても10㎝くらいとタランチュラの中では小柄な部類に入ります。

体の特徴としましては、何といっても頭部の赤みを帯びたバラ色のような綺麗な体毛が人気で特徴の一つです。

地上性なので、体から出す糸を編み込むようにして地面に糸を引いて巣作りをします。

野生のチリアンコモンは、食は細く長期間食事を取らなくても生きることが出来ますが、飼育下では長生きしてもらうためにもしっかり食事管理をしてあげましょう。

性格は大人しい方で温厚な性格をしているので、人間がいたずらをしない限り攻撃的になったりすることはありません。

優しく扱ってあげれば手のひらなどに乗せてスキンシップを取る事も出来ますが、イヌやネコのように人間に懐くことはありません。

 

なので、ペットと適度な距離を保ちつつ四六時中ペットに縛られたくないという方にはオススメです♪

日中も夜間も活発に動くことはなく、基本的にはじっとしている事が多いです。

食性は肉食性で、カエル・ネズミ・昆虫などを好んで食べるようです。

時には鳥の巣を狙って、卵やヒナを食べる事からバードイーターという風に呼ばれる事もあるようです。

 

それらの食べ物が無い場合は、共食いをする事もあるんだとか。

脱皮前には数ヵ月間何も食べない日々が続きますが、脱皮後にはまた食事をし始めるので心配はいりません。

 

ちなみに、水と環境さえ整っていれば食べ物なしで2年以上生きたという記録が残っています!

平均寿命はオスが3年~10年、メスが15年~20年とされています。

チリアンコモンは毒を持っているのか?~タランチュラの雑学~

結論から言うと、チリアンコモンは毒を持っています。

 

タランチュラは毒を持っていて刺されると死ぬというイメージを持っている方がほとんどだと思いますが、実際タランチュラの毒で人間が死んだことは無いに等しいと言われています。

 

タランチュラが持つ毒は「タランチュラトキシン」というもので、刺されると激痛とその後に大きく腫れたりするので危ないと思われがちですが、それによって引き起こされる症状は出血や貧血くらいのレベルのもので命に関わる程の事は起きないとされています。

他には、タランチュラが持つ刺激毛は危険を察知すると身を守るために毛を飛ばす事があります。

 

この毛が皮膚や粘膜につくと強い痒みや炎症を引き起こす事がありますが、これで命を落とすことはありません。

しかし、野生のタランチュラは他の動物から病原菌を貰っている場合があるので、野生のタランチュラに関しては少し気を付けた方が良いかもしれません。

チリアンコモンについてのまとめ

今回はチリアンコモンについて紹介しましたが如何でしたでしょうか?

チリアンコモンは価格もお安く、ほとんどのペットショップで飼う事が出来るので、タランチュラの飼育をしてみたいと思っている方は是非チャレンジしてみて下さい★

ライターMISAKI