今ではタランチュラをペットとして飼われている方も多いのではないでしょうか?
飼育は単純なように思えて生態をしっかり把握しておかないといけないので結構難易度が高いペットですよね。
タランチュラを初めて飼育する方にとって疑問にあがるのは餌は何を与えればいいのかだと思います。
今回はタランチュラの生態や特徴、飼育下での餌の与え方などについて詳しく紹介していきたいと思います!
タランチュラとは一体どんな生き物なの?~生態と特徴などについて~
タランチュラの生態は、節足動物門鋏角亜門クモ網クモ目トタテグモ下目に属するクモです。
生息地は、日本には野生のタランチュラは生息していませんが、アジア・アメリカ大陸・アフリカ・離島など様々な場所に広く分布しています。
タランチュラが好む生活環境は、温暖な地域を好む傾向があるようです。
主な生活様式は、地中性・地表性・樹上性に分かれますが、水中や空には生息していません。
タランチュラの体長は12㎝程あり、足の長さは最大28㎝くらいあります。
体の特長としては、毛で覆われた大きな体と長い足が生えていて見てるだけで恐怖を感じるような姿をしていますね。
毒を持っているので危険な生き物というイメージが強くありますが、実はタランチュラの毒はそこまで強くは無く死に至ることは滅多にないそうです。
ただ、噛まれるとすごく痛いみたいですが…。
クモといえば素早く動くイメージがありますがタランチュラの動きはゆっくりとしています。
しかし、捕食に関しては優れていて主にエサとなるのは昆虫類ですが、時にはヒキガエルなどを含むカエル類・ネズミ・小さい鳥などを捕食する事もあります。
捉え方は糸を張って捕まえるのではなく、自分の巣穴付近にだけ糸を張り近づいて来た獲物の気配を感じ取って捕まえるという仕組みなんだそうです。
獲物を捕まえたら麻酔効果がある毒を注入して弱らせ、鋏角でさらに弱らせ、最後は消化酵素を獲物の体内に注入して内部を溶かし、ストロー状になっている開口部で吸って栄養を補給します。
タランチュラが繁殖期に入ると、オスは巣を張って巣の表面に精子をかけてメスをおびき寄せます。
オスは交尾を終えると一目散に去っていくのですが、これには理由があって
タランチュラのメスは結構凶暴な性格をしていて、交尾を終えるとオスをそのまま食べてしまう事があるんだそうです。
しかし、最新の研究では交尾をせずともいきなりオスに襲い掛かって食べてしまうメスもいるんだとか…。
一度の交尾で500匹~1000匹のタランチュラが孵化すると言われています。
タランチュラの平均寿命は、オスで3年~10年、メスで15年~20年とされています。
タランチュラにはどんな餌を与えればいいのか?~タランチュラの雑学~
タランチュラは肉食性なので昆虫類のほかにネズミなどを好んで食べるのですが
ネズミを与えるのは中々勇気がいりますよね…。
飼育下での場合は市販でコオロギやミルワームやレッドローチやマウスなどが販売されているので、それらのものを与えてあげると良いでしょう。
餌やりも毎日こまめに与えなくても、タランチュラは水だけで30カ月生きたとされる例もあるみたいなので頻繁にあげる必要はありません。
タランチュラは特に水を良く飲むので水やりだけはこまめにするよう心掛けておくと良いでしょう!
上記にも書いたように、タランチュラは温暖な地域を好むので、室温も26℃~28℃を維持すると良いですよ。
タランチュラについてのまとめ
今回はタランチュラについて紹介しましたが如何でしたでしょうか?
もっと詳しく生態などについて知りたい方は、図鑑などを参考に調べてみてくださいね。
ライターMISAKI