フサフサの毛が生えていて、大きな蜘蛛「タランチュラ」
タランチュラはたくさんのマニアがいるほど、魅力的な蜘蛛です。
タランチュラは蜘蛛ですが、脱皮はするのでしょうか?
タランチュラが脱皮をするのかどうかについて、詳しく調査していきたいと思います。
タランチュラとは?
タランチュラとは、2つの蜘蛛のことを指します。
まずひとつめは、ヨーロッパの伝説に登場する毒蜘蛛のことです。
もうひとつは、オオツチグモ科に属する蜘蛛のことです。
タランチュラの伝説を知っているヨーロッパ人が、新大陸に渡ってから大きな蜘蛛を見ると、「タランチュラ」と呼んでいました。
そのことが始まりで、オオツチグモ科の蜘蛛などを「タランチュラ」と呼ぶようになったそうです。
タランチュラの生態
タランチュラは日本には生息していませんが、アジアやアメリカ大陸、アフリカなどの暖かい地域に生息しています。
大型の蜘蛛で、全身に毛が生えているのが特徴です。
見た目は、大きくて、不気味で、恐ろしい印象です。
メスの方が大きな体つきで、がっしりしています。
タランチュラは、毒を持っている毒蜘蛛ですが、毒はあまり強くありません。
人間がタランチュラの毒で死んだことはありません。
タランチュラの寿命は、オスとメスで違います。
オスは3年ぐらいしか生きられませんが、メスは15~20年ぐらい生きられます。
タランチュラは脱皮するの?
タランチュラは脱皮します!
脱皮を繰り返して、大きく成長していきます。
タランチュラは幼少期が一番脱皮の期間が短いです。
平均1.5~2ヶ月の周期で脱皮します。
お腹いっぱい餌を与え続けると、1ヶ月周期で脱皮をします。
脱皮の仕方は、仰向けになって胸から破けていきます。一回の脱皮には数時間かかります。
ちなみにオスのタランチュラは、性成熟をするのが最終脱皮といわれています。
タランチュラの種類
バードイーター
バードイーターとは、鳥を食べてしまいそうなほど巨大な蜘蛛という意味です。
タランチュラの中で一番人気の種類です。
南北アメリカに生息しています。
大人しい性格で、飼育もしやすいそうです。
敵から身を守るために、お腹の毛を脚で飛ばす行動を取ります。
美しい容姿の「メキシカンレッドニー」、世界最大のクモ「ルブロンオオツチグモ」「ゴライアスバードイーター」などがいます。
ツリースパイダー
樹上棲のタランチュラのことをツリースパイダーと呼びます。
脚が長く、カラフルな種類が多いです。
性格は凶暴で、とっても足が速いので脱走しやすいです。
足を広げた幅が30センチをこえる「インディアンオーナメンタルタランチュラ」や、美しくて綺麗な「アンティルピンクトゥータランチュラ」、巨大で美しい青色の「グーティーサファイアオーナメンタル」などがいます。
アースタイガー
お腹が虎柄のような種類がいるので、アースタイガーと呼ばれています。
アジアに生息していて、地中棲です。
性格は気性が荒く凶暴で、毒性の強い毒を持っています。
青い体色が美しい「コバルトブルータランチュラ」やお腹が虎柄の「マレーシアンアースタイガー」などがいます。
バブーンスパイダー
体が猿の手に似ているので、バブーン(baboon)と呼ばれています。
アフリカに生息しています。
成長がとっても遅い「キングバブーンスパイダー」などがいます。
タランチュラの脱皮について まとめ
タランチュラがが脱皮するのかどうかについて調査してきましたが、いかがでしたでしょうか?
タランチュラは脱皮をします。
どんどん成長して大きくなる為に、脱皮を繰り返します。
タランチュラは飼育することができるので、興味のある方はタランチュラを飼育しながら、脱皮の様子を観察してみてはいかがでしょうか。
(ライター 雲呑)