ヒヨドリという鳥をご存知でしょうか。

今回は、ちょっとご迷惑なヒヨドリのフン対策についてご紹介します!

ヒヨドリってどんな動物?

ヒヨドリは、スズメ目ヒヨドリ科の鳥類です。スズメのお仲間さんなんですね!日本や中国・台湾、フィリピンなどで見られる渡り鳥です。

日本ではいつでも見れますが、秋(10~11月)に国内暖地へ渡ります。千葉県の房総半島南端、愛知県の伊良湖岬のほか、山口県の関門海峡などで観察されています。

富山県砺波市の市の鳥に指定されています。

ヒヨドリは賢い鳥で、人懐っこいです。平安時代には主人を覚えることから貴族たちは、ヒヨドリの子飼いをしていたそうです。

もし、ヒヨドリの羽が生えそろったひなが落ちていたら、保護をするのではなく、安全な木の枝などに戻してあげてください。

大きな怪我があった場合は、保温をして日本野鳥の会に連絡をしてください。

ヒヨドリの生態って?

里山や公園など、樹木のある環境に多く生息しています。最近では、都市部でも見られるようになりました。

ヒヨドリたちは、樹木の上などで生活をしています。「ヒーヨ」と鳴くことから、”ひよどり”と呼ばれている所以です。

明け方にはリズムよく「ピッピッピピピ」鳴く声がひよどりです。

果実や花の蜜を食します。果実は、ツバキやセンダンやイイギリ、カキ、ヘクソカズラなどを好みます。

また、庭先にあるミカンやリンゴなども好む為、畑を荒らすこともあることから農家からは嫌われることがあります。

繁殖期(5~9月)になると昆虫なども食べます。春先にはツバキの蜜を狙うメジロを追い払う姿なども見られるそうです。

全身が灰色のヒヨドリですが、ヒヨドリが産む卵は、淡いバラ色の斑模様があります。

ヒヨドリと似ている鳥?

ムクドリやツグミという鳥に似ていると言われています。違いとしては、枝などにとまっているときは直立の姿という点です。

また、鳴き声が異なりヒヨドリは先述した通りですが、ムクドリは「ギャー」と鳴くので街中だと騒音に感じるかと思います。

 

ヒヨドリの方が大きく見えますが細身です。また身体の色が、ヒヨドリはくちばしと足が黒っぽいのですが、ムクドリはくちばし全体、足が黄色です。

明るい鳥がムクドリと思ってもいいかもしれません!ムクドリは、「モズ」「ツグミ」「ヤマスズメ」などと地方によって呼び方が異なります。

ヒヨドリの天敵

海を渡って飛んでいる時は、ハヤブサに狙われます。ひなを育てるシーズンにヒヨドリが飛んでくるので、グッドタイミングの餌となります。

海の上以外では、カラスや猛禽類が天敵になります。猫にも狙われることがあります。ただし、ヒヨドリは群れで行動しているだけではなく気性が荒いのでそうそうやられることはないようです。

ヒヨドリのフン対策

ヒヨドリのフンは、少々迷惑なものです。『鳥獣保護法』により、捕獲が禁止されています。その為、追い払う方法としては、基本的には次の方法が効果的です。

  • 防鳥網を使って完璧に覆う。ベランダなどでは、軒下から手すりの外側に向けてベランダ全体を囲むように設置しましょう。
  • ヒヨドリの怖がるもの(カラスやフクロウ・ハヤブサなど)の置物を置く・吊るす。また、目玉を描いた風船をつるすことも効果的です。
  • 音で追い払う。音の種類:猛禽類の鳴き声、警報・猟犬の遠吠え、パトカーのサイレン、爆竹等が効果的です。
  • 光る物をつるして追い払う。光るものの種類:CD・キラキラ光るかざぐるま

注意点として、鳥はちょっとした変化に敏感という点です。偽装工作をしても簡単に見破られることもあります。

その為、短期間で使用し罠などを変えると効果的です。

まとめ

いかがでしたでしょうか。

ヒヨドリのフンに悩まされていた方もこれで解決ですね!

(ライター:Teyo)