皆さんはライオンとハイエナの関係性についてご存知でしょうか?

サバンナにおいては、掃除屋と言われるハイエナと百獣の王と言われるライオン。

 

この一見なんの共通点も無さそうな二種類の関係性とはどういったものなんでしょうか?

今回はライオンとハイエナの生態や特徴、そして関係性について紹介していきたいと思います。

ライオンとハイエナの生態と特徴について

関係性を説明する前に簡単にこの二種類の生態を紹介します☆

ライオン

ライオンの生態は、食肉目ネコ科ヒョウ属に分類される食肉類です。

生息地は主にアフリカのサバンナに広く分布しています。

平均体長は、オスは1.7m~2.5m、メスは1.4m~1.8mです。

肉食性で、シマウマ・キリン・ヌー・アフリカスイギュウ・インパラなどを好んで食べています。

 

子ライオンは大きな獲物を捕まえるのが難しいので、ウサギなどの小動物や鳥類や昆虫類などを捕獲します。

体の特長としましては、毛は短く体の色は黄褐色や灰褐色で、腹部は淡い色をしていて尻尾の先は黒いです。

 

オスメスの決定的な違いは頭部や肩や胸まで覆っている立派なタテガミで、これはオスしか持たない特徴的な毛です。

ライオンは百獣の王と言われるだけあって運動能力もかなり高いのも特徴です。

 

生活形態は、1頭~2頭のオスと数匹のメス、そして子ライオンを含むプライドと言う群れを作って生活しています。

ライオンの平均寿命は10年~15年とされています。

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ハイエナ

ハイエナの生態は、ネコ目ハイエナ科に属する動物です。

生息地はアフリカのサバンナを始め、インドやアラビア半島やアフリカ大陸などにも広く分布しています。

平均体長はオスメス共に55㎝~180㎝程です。

雑食性で、動物質・果実・植物質・昆虫・魚・死肉・昆虫類などを餌にしています。

 

特に、キツネ・ヤマアラシ・シマウマ・ヌー・エランドなどを好んで食べるようです。

見かけによらず大型哺乳類を簡単に噛み千切ってしまう程の顎の強さがあります。

体の特長としましては、前半身がよく発達していて、体の色は褐色や灰褐色や暗褐色で手足には暗色の斑紋があります。

 

メスは群れを作って生活する傾向がありますが、オスは単独行動するものが多いようです。

ハイエナの平均寿命は10年~20年とされています。

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ライオンとハイエナの関係性とは?

関係性が薄そうなライオンとハイエナですが、ライオンが捕らえた獲物をハイエナが横取りするという場面が多々見られます。

その逆もあって、ハイエナが捕らえた獲物をライオンが横取りする場合もあります。

 

簡単に言ってしまえば、ライオンとハイエナは「犬猿の仲」という言葉がピッタリのような気がします。

ちなみにこれは研究者の間でもはっきり明らかになっていないのですが、時にライオンはハイエナを殺してしまう事があるようです。

 

しかし一切食べせずに放置するようなんですが、ただハイエナの肉が不味いから食べないのか、他のハイエナに近寄るなという警告の為に見せしめとして食べないのか、理由はよく分かっていないそうです。

 

逆に子ライオンや弱っているライオンは、ハイエナの餌食にされる事があります。

でも基本的には両者の間での争いというよりも、餌の取り合いをする場面が良く見られるそうです。

 

ハイエナはライオンよりも体は小さいですが、ライオンと肩を並べるくらいの強さがあるようでライオンも油断できない相手なんです。

ライオンが群れを作っているのは、ハイエナに襲われない為という説もあります。

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ライオンとハイエナについて

今回はライオンとハイエナについて紹介しましたが如何でしたでしょうか?

この二種類の関係性を初めて知った方も多いと思います。

百獣の王ライオンにも油断できない相手がいたんですね…。

ライターMISAKI

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