カバは動物園に展示されている事も多いので1度は見た事があると思います。
のんびりとしていて穏やかな草食動物な面と時に凶暴になる事もあり、最強動物と言われたりしていますね。
そんなカバの生態を詳しく知っている方はそれほど多くないと思います。
例えばカバの汗がピンクだという事を知っている方も少ないのでは無いでしょうか?
今回はカバの生態や特徴、そして汗がピンクなのは何故なのかについて紹介していきたいと思います。
実は最強動物カバってどんな動物なのか?~生態と特長について~
カバの生態は、偶蹄目カバ科カバ属に分類される偶蹄類です。
生息地は、サハラ以南のアフリカ東部・中央部・南部などに広く分布しています。
生活環境は、湖・河川・沼などの水辺付近で生活している事が多く、1日のほとんどを水の中で過ごしているそうです。
全身がつかるほどの深さがある所を好むようで、大体水深2mの場所にいる事が多いです。
平均体長は約3m~4mで、体重は2000㎏~3500㎏程あります。
カバはゾウの次に大きな体をしていると言われていて、大きいものだと5mを軽々超えてくるものもいるんだそうです。
体の特長としましては、体の色は灰色や灰褐色で被毛はほとんど生えてなく、尻尾の先や口の周りにだけ毛が生えています。
体全体の皮膚はたるんでいて、頭部は大きく目や鼻孔や耳は並んで突出しています。
カバの顎の筋肉は良く発達していて、150度も開くことが出来るんです!
口の中には長い門歯と犬歯があり、この犬歯は長く太くしっかりしていて、最大50㎝まで成長します。
カバの鼻孔は自由に閉じる事が出来て、数分程度だったら潜っている事が出来ます。
水の中を泳ぐことは出来ませんが、移動する時は毎時8㎞の速さで移動しているようです。
よく目と鼻と耳だけを出して潜っている姿を見ますが、あれは周囲の様子を観察しているんだそうです。
食性は草食動物とされていますが、時には小型の偶蹄類や動物の死骸を食べる事もあります。
それらのものを食べる時は空腹を満たすために食べるというよりも、栄養失調や病気に掛かっているときに食べるようです。
繁殖期は春から夏の間に行われて、出産ラッシュは10月頃から始まります。
妊娠期間は約8ヵ月で、一度に1子を産みます。
出産後はメスの警戒心が強くなっているので2週間ほどは母親と子供だけで過ごすことが多く、その後親子で群れの中に戻ってきます。
カバの平均寿命は、メスは5年~6年でオスは7年~8年とされています。
カバの汗はなぜピンクなのか?~カバの雑学~
カバは血の汗を流すと言われていて、実際カバの体の表面を拭くと血のようなものが付くようです。
この血の汗と言われている液体正体は、汗では無いんです。
カバには汗線というものは無いので汗をかくことはありません。
これは、皮膚が乾燥しないために体の表面を守る粘液で、この粘液が血の汗の正体です☆
カバが水の中を好むのは、皮膚の乾燥を防ぐ為だと言われています。
ちなみに冒頭でもカバは最強動物と言われる事があると言いましたが、カバが生息する地域で野生動物による被害はカバによるものが一番多いんだそうです。
死者数も結構多いようで…人間に攻撃する理由としては、縄張りに侵入した事が原因になっている事がほとんどのようです。
カバは最高40㎞のスピードで走る事が出来るので、油断して縄張りに入ると大変な事になりますね。
カバについてのまとめ
今回はカバについて紹介しましたが如何でしたでしょうか?
大人しいそうなカバですが、怒らせるとすごく怖い動物という事が分かってもらえたかと思います。
もっとカバについて知りたい方は、実際に動物園などで観察してみるのも良いですよ☆
ライターMISAKI