キツネにまつわり言い伝えやお話は昔から沢山あり、どちらかというと身近な動物であるキツネ。
北海道では日常的にキツネの姿を目にしますが、じっくりと彼らの様子を観察することはできないもの。
そんな願いをかなえてくれるのが、北海道にあるキタキツネ牧場と宮城県蔵王にあるキツネ村。
それぞれをご紹介していきます。
キタキツネ牧場
キタキツネ牧場は北海道の北見市にあります。
冬はとても雪深くなりますが、キタキツネ牧場は年間を通して営業しているので、キタキツネたちの様子を一年通して観察することもできます。
およそ100頭ほどのキタキツネが敷地内で放し飼いにされていて、のびのびと暮らすキタキツネたちの様子をじっくり見ることができます。
キタキツネは本州のホンドギツネに比べて大型で、耳の後ろ側と足先が黒くなっているのが特徴。
主に野兎やネズミ、昆虫を食べますが秋には果実なども食べる雑食性です。
春先に子供を産み、メスが子育てをします。オスは基本的に単独行動。
キタキツネ牧場では4月は出産ラッシュ!
6月には4月に生まれたばかりの子ぎつねも一般公開されるので、かわいい子キツネの姿を見ることができるかもしれませんよ。
宮城蔵王キツネ村
キツネ村は宮城県蔵王市にあるキツネ村ではホンドギツネだけでなく、珍しい種類のキツネを見ることもできます。
施設内には6種類250頭のキツネがいて、そのうち100頭は放し飼いにされています。
ギンギツネやホッキョクギツネ、十字ギツネ、プラチナギツネ、茶プラギツネなど、日本では野生で見ることのできない種類が沢山いて、訪れた人を楽しませてくれます。
また、野生のキツネで問題になっているエキノコックスもキツネ村のキツネでは心配ありません。
それは村のキツネのほとんどが人工繁殖によって増やされてきたものだから。
小さな子供でも安心の施設なんです。
キツネの他にもウサギや山羊などど戯れることができるふれあいコーナーなどもあり、ちょっとした動物園。
今行くと、可愛い赤ちゃんキツネたちに会えるかもしれませんよ。
キツネは動くものに反応するらしく、女の子が着るひらひらのスカートやひもなどが揺れていると、それに飛びつく習性を持っているよう。
見学に行くときには十分な注意が必要です。
宮城蔵王キツネ村へのアクセス
仙台駅や新幹線の白石蔵王駅から、ツアーのバスが出発しています。
仙台名物のずんだや白石名物の温麵を堪能しながら、ゆったりと東北の自然を楽しめるツアーです。
ツアーを利用しない場合は新幹線か自家用車が便利。
自家用車の場合は東京からは350㎞で5時間弱、仙台からは役約30分ほどで着いてしまいます。
一般道でも1時間ほど。
キツネ村の近所には温泉もあり、温泉のシャトルバスは宿泊者を毎日キツネ村まで運んでくれます。
東北の温泉を楽しみながら、動物と戯れる癒しの旅もなかなかのものです。
日本のキツネ村 まとめ
野性の中で逞しく生きるキタキツネをそのままの姿で見たいなら北海道北見のキツネ牧場へ。
ちなみに北見は薄荷が有名で、薄荷製品が沢山お土産として売られています。
薄荷樹氷は昔からの北見のお土産として有名。初めて行く方はぜひこちらもお試しください!
その他、ちょっと足を延ばせば有名な旭山動物園もあります。
北海道の大自然を満喫しがてらキツネも!という方はキタキツネ牧場がおすすめですよ。
もっと動物園的な要素でキツネを楽しみたい時は宮城蔵王のキツネ村がおすすめ。
小さい子供達でもたっぷり堪能できる施設で、お土産屋さんも充実しています。
食事もできるので、たっぷりゆっくり時間を過ごすことができます。
以上、キツネを見るならここ!という2施設をご紹介しました。
皆さんもぜひ休みを利用して足を延ばしてみてください!