皆さんはハクビシンという動物をご存知でしょうか?
目がクリッとしていて愛嬌があり可愛らしいハクビシンなんですが、どうやらある理由で嫌われているようです…。
こんな可愛い動物が何故嫌われているのでしょうか?
今回はそんなハクビシンの生態や特徴、そして嫌われている理由について紹介していきたいと思います☆
アライグマやタヌキにも見えなくもないハクビシンってどんな動物?~生態と特徴について~
ハクビシンの生態は、食肉目ジャコウネコ科ハクビシン属に分類される食肉類です。
生息地は、マレーシア・インドネシア・インド・ネパール・タイ・中国南部・台湾などアジアを中心に広く分布していて、国内では北海道・本州・四国・九州などに生息しています。
生活環境は、雑木林の木穴・市街地・民家の屋根裏などによく姿を現します。
基本的には低地の森林地帯で樹上生活をする動物なんだそうです。
平均体長は約50㎝~75㎝程で。体重は3.5g~6㎏です。
個体によって大きさは異なってきますが、オスよりメスの方が大きいです。
体の特徴としましては、胴体が長く手足は短いが尻尾は体と同じくらいの長さがあるのが特徴です。
体の色は、灰褐色または褐色や黒褐色系で、背中の中央部分は濃く腹部にかけて淡い色になっていきます。
顔は黒っぽいが、鼻筋には白い線が入っており頬は白く目の下にも白い斑紋があります。
ハクビシンは縄張り意識が強くオスメス共に肛門腺が発達しているので、自分達の縄張りには匂いのついた便をしてマーキングをします。
基本的には単独行動ですが、個体によってはメスとその子供たちと群れを作って生活するものもいます。
餌にしているものは主にイチジク・マンゴー・バナナ・ミカン・カキなどの果実類が多いそうです。
他にも、鳥や鳥の卵・カエルなどの昆虫類・カニなどの甲殻類・小動物などを食べる事もあります。
ちなみにハクビシンの天敵は、トラやヒョウやワシなどですが、一番の天敵となるのは人間と言われています。
中国南東部やインドシナ半島では、毛皮や肉を目的で狩猟が行われているんだそうです。
繁殖期は春~秋の間に行われ、妊娠期間は二カ月ほどで一度に1頭~4頭の子供を産みます。
地域によっては年に二回繁殖を行う事があります。
ハクビシンの子供は生後10日程で目が開き、3ヵ月後には親と同じくらいの大きさまで成長します。
ハクビシンの平均寿命は野生では10年程で、飼育下では15年~20年生きるとされています。
一体何故ハクビシンは嫌われているのか?~ハクビシンの雑学~
ハクビシンは特に攻撃性があるわけでもなく、人間に攻撃する事も滅多にないので直接害があるわけでは無いのですが、農作物を荒らしたり糞尿被害であまり良い様には見られていないようです。
ハクビシンは可愛いのでついつい餌付けをしたくなる気持ちも分からなくもないですが、見つけた際は恐がらせて近寄らせないようにした方が良いみたいです。
なぜなら農作物や糞尿被害だけでなくハクビシンには寄生虫が付いている事が多いので、家の中に入ってこられるとダニやノミなどを落としていく事もあるからです。
寄生虫がいることで直接ハクビシンに触れるのも危ないとされています。
ハクビシンを寄せ付けない方法としましては、生ごみなどを外に置きっぱなしにしない事と、最近ではハクビシン撃退シートと言うハクビシンが嫌う匂いが染み込んだシートが売ってるようなのでそれらを使うと良いでしょう!
ハクビシンについてのまとめ
今回はハクビシンについて紹介しましたが如何でしたでしょうか?
可愛い姿に惑わされて触れてしまわないように気を付けて下さいね。
ライターMISAKI