とにかく気持ち悪くて、見るだけで不快な気持ちになる「ゴキブリ」

ゴキブリは繁殖力が高く、ゴキブリが産む卵の数もかなり多いそうです。

ゴキブリの生態と、ゴキブリが一回の産卵で産む卵の数はどれくらいなのか調べてみました。

ゴキブリの交尾

ゴキブリのメスが産卵期を迎えると、フェロモンを出します。

このフェロモンの香りにオスが近寄ってきます。

オスがお尻からフェロモンを出してアタックを始めます。

メスがオスを気に入ったら、お互いのお尻を付き合わせて交尾をします。

 

ゴキブリは1時間以上交尾をします。

ゴキブリのメスは一度交尾を経験すると、何度でも卵を産むことができます。

しかもゴキブリは、メスだけでも単為生殖することができるのだそうです。

ゴキブリの卵の特徴

ゴキブリの卵は「卵鞘(らんしょう)」といいます。

がま口のようなカプセルのような、楕円形の平べったい形です。

 

幅が1センチ、高さが5ミリぐらいの大きさです。

黒や茶の色をしています。

 

例えるならば、小豆に似ています。

この卵鞘の中に卵が複数入っています。

卵鞘は、卵を乾燥から守る働きがあります。

ゴキブリの産卵

ゴキブリのメスは5~10月に産卵をします。

ゴキブリのメスは一時の間、卵鞘をお尻にくっ付けたまま生活します。

 

卵鞘の殻が乾燥して、殻が丈夫に出来上がったら産み落とします。

ゴキブリは暖かくて、暗くて、湿度があって、餌がたくさんある場所に卵を産みます。

 

ゴキブリの卵は27度以上の環境下で、約41日で孵化します。

寒い季節には孵化せず、暖かい季節になるまで待っています。

一回の産卵で産む卵の数は?

ゴキブリが一回の産卵で産む卵の数は、ゴキブリの種類によって数が変わるようです。

卵鞘1個の中にある卵の数

  • チャバネゴキブリ 30~50個
  • クロゴキブリ 20~26個
  • ヤマトゴキブリ 12~16個
  • ワモンゴキブリ 16~38個

私達がよく見るチャバネゴキブリの卵の数が一番多いです。

ゴキブリが生涯に卵鞘を生む回数と出産匹数

チャバネゴキブリ

生涯に卵鞘を生む回数は3~8回

生涯出産する匹数は最大で合計320匹です。

クロゴキブリ

生涯に卵鞘を生む回数は20~30回

生涯出産する匹数は最大で合計780匹です。

ヤマトゴキブリ

生涯に卵鞘を生む回数は20~30回

生涯出産する匹数は最大で合計480匹です。

ワモンゴキブリ

生涯に卵鞘を生む回数は10~80回

生涯出産する匹数は最大で合計3040匹です。

ゴキブリに卵を産ませないようにするには?

ゴキブリに卵を産ませないようにするには、ゴキブリが生息しない環境を作りましょう。

ゴキブリは暗くて、暖かくて、湿度が高いところが好きです。

 

キッチンのシンク、冷蔵庫の下、テレビの裏、箪笥の裏などです。

数センチの隙間から簡単に家の中に侵入します。

 

ゴキブリが好みそうな場所は定期的に掃除をしましょう。

ゴミをベランダなどに置いておくと、ゴキブリの発生原因になります。

 

生ゴミや食べかすはきちんと処分しましょう。

ゴキブリホイホイやブラックキャップ、コンバットなどのゴキブリ駆除用品を使うのも良いです。

ゴキブリが一回の産卵で産む卵の数はどれくらいなのか まとめ

ゴキブリが一回の産卵で産む卵の数はどれくらいなのかを調べてきましたが、いかがでしたでしょうか?

ゴキブリの種類によって一回の産卵で産む卵の数は変わってきますが、大体20~40個ぐらいでしょうか。

 

ゴキブリは繁殖力が高いので、一生かけて産むゴキブリの数はさらまたとんでもない数です。

ゴキブリは集団で生活しているので、ゴキブリを一匹見たら百匹いるというのは、間違いではなさそうですね。

(ライター 雲呑)