ノコギリのようにギザギザの大あごを持っている「ノコギリクワガタ」
とってもかっこよくて、見ていると惚れ惚れしませんか?
ノコギリクワガタはとても人気があり、飼育する方も増えています。
ですが、野生のノコギリクワガタは昔に比べて、少しずつ数が減ってきているようです。
ノコギリクワガタの幼虫はどこにいるのか、詳しく調査していきたいと思います。
ノコギリクワガタとは?
「ノコギリクワガタ(鋸鍬形)」とは、コウチュウ目クワガタムシ科のノコギリクワガタです。
ノコギリクワガタは5種類います。
日本全国に生息していて、韓国にも生息しています。
初心者でも飼育が簡単なクワガタです。
ノコギリクワガタの生態
ノコギリクワガタのオスの大あごは、内側がノコギリの刃のように歯が多く並んでいます。
このことが名前の由来になっています。
55mmを越える大きなサイズのノコギリクワガタの大あごは、大きくて長くて屈曲しています。
中型サイズのノコギリクワガタの大あごは、軽く湾曲しています。
ミニサイズのノコギリクワガタの大あごは、直線です。
この大あごは、メスを巡ったオスの戦いをするためのものだといわれています。
ノコギリクワガタの大きさは、オスの体長が24.2~77mm、メスの体長が19.5~41mmです。
ノコギリクワガタの体の色は、黒褐色や赤褐色です。
ノコギリクワガタは闘争本能が強く、とても活発です。
飛翔性も高く、よく飛びます。
ですが、大あごの力や脚力は大型のクワガタムシ(オオクワガタやヒラタクワガタなど)に比べて弱いです。
ノコギリクワガタのいるところ
ノコギリクワガタがいるところは、雑木林が多いです。
特にクヌギ、ヤナギ、ニレ、タブの木にいます。
夜行性なのですが、昼間にもよく見かけます。
木の表面にいたり、枝に摑まっていたり、木の高いところで休んでいたりします。
木の近くに川が流れているとよりGOODです。
燈火にもよく集まります。
5月下旬~9月下旬頃まで見かけることができますが、そのうち6~7月がよく活動しています。
ノコギリクワガタはクワガタのなかでも生息数が多いほうですが、昔に比べると生息数は減ってきています。
ノコギリクワガタの幼虫
ノコギリクワガタの幼虫は、水分の多い枯れた木を食べて育ちます。
脱皮は2回します。
幼虫からサナギになるまでは約1ヶ月ぐらいかかります。
サナギから成虫になるまでには更に1ヶ月かかります。
成虫になってから冬を越して、6月ぐらいになると外に出てきます。
幼虫の期間は1~3年ぐらいです。
ノコギリクワガタの幼虫はどこにいるの?
ノコギリクワガタの幼虫は、ノコギリクワガタの成虫がいる木の中にいます。
カブトムシの幼虫のように、土の中にいるのではないので、見つけるのが難しいです。
ノコギリクワガタの幼虫がいる木の特徴は、切り株や立ち枯れの木の根っこ、枯れていてキノコが生えたような木の中に幼虫が入っていることが多いです。
キノコ栽培などしてる木にもいるそうですよ。
ノコギリクワガタの幼虫は「材割り」いとう方法で捕ります。
秋から春にかけて雑木林に行って、ノコギリクワガタの幼虫がいそうな木を見つけます。
その木をナタで割ったり、ドライバーなどでほじったりして幼虫を探します。
ノコギリクワガタの幼虫はどこにいるのか まとめ
ノコギリクワガタの幼虫はどこにいるのかについて調査してきましたが、いかがでしたでしょうか?
ノコギリクワガタの幼虫は、ノコギリクワガタの成虫がいる木の中にいます。
その木はクヌギやヤナギの木で、枯れているような木です。
ノコギリクワガタの成虫が活動している時期に、一度木をチェックしに行くといいかもしれませんね。
ノコギリクワガタの幼虫を見付けることができたら、是非飼育してみてください!
かなりかっこいいノコギリクワガタをお目にかかることができるかもしれませんよ。
(ライター 雲呑)