誰もが知っている昆虫の『コクワガタ』。見た目から弱いと思われがちですが、実は強い?

コクワガタについてご紹介いたします。

コクワガタってどんな生き物?

コクワガタは、コウチュウ目・クワガタムシ科・オオクワガタ属・コクワガタ亜属の1種です。

コクワガタという名前は、「小さい鍬形虫」という意味ですが、日本のクワガタムシの中では決して小さくはない。(中型種です。)

オオクワガタ属の特徴と言える点として、体は上下に平たく、黒い体色をしています。

中には、黒いだけではなく赤褐色を帯びるものもいるそうです。

オオクワガタやヒラタクワガタに比べると体幅が狭く細いですが、頭盾はヒラタクワガタより幅広い点も特徴です。

コクワガタはどこに生息しているの?

日本国内では、どこでも姿を確認できるところもコクワガタの特徴です。

森林・街路樹・公園の樹木など都市部の小規模な緑地に生息しており、木を蹴ると落ちてくるので、昆虫採取に最適なクワガタムシです。

成虫のコクワガタは、5~10月中旬ごろまで活動し、クヌギ・コナラ・アベマキ・カシ・ヤナギ・ニレ・アカメガシワ・シラカシなどの広葉樹が出している樹液に集まります。

コクワガタの寿命は?

短い命だと思われがちですが、実は長生きするのがコクワガタです。

その寿命は2~3年と言われております。

 

一般的に昆虫は数ヶ月で死んでしまう種類が多いですが、コクワガタはそれに比べるとかなり長生きで、理由として越冬をする生き物だからという点が挙げられます。(クワガタムシやカブトムシは、越冬する昆虫です。)

中には、越冬中に亡くなってしまうケースもありますが、越冬できたコクワガタはまた春になると活動を始めます。

コクワガタを飼育するには

コクワガタは、飼育しやすいクワガタムシです。

身体が小さいので、飼育スペースも広いケースではなく小さいものでも大丈夫な点が魅力です。

 

また、長生きする種なので、上手に飼育すれば平均的な2~3年は一緒に暮らしていけます。

またその他に飼いやすい点として、温度・湿度の適応幅が広い点も挙げられます。

 

飼うときにあると便利なグッズとして、①昆虫ケース②昆虫ゼリー③霧吹きです。

この3つが最低限あれば飼ってあげることができます。

 

コクワガタの飼育に適した場所は、直射日光の当たらない日陰で、気温は20度~25度の間くらいを保つと良いでしょう。

餌となる昆虫ゼリーは定期的に交換してあげること、たまに昆虫ケースの中を霧吹きで湿気を与えながら、乾燥を防ぐことを守って飼育を楽しんでください♪

まとめ

いかがでしたでしょうか。

コクワガタについてちょっとでも知って頂けたら幸いです。

どこにでもいるクワガタムシですので、お散歩しながら探してみてはいかがでしょうか。

(ライター:Teyo)