皆さんは黒い芋虫を見たことがありますか?

芋虫と言えば緑色というイメージを持つ方が多いと思いますが、黒い芋虫が存在するんです。

芋虫だけでも200種類~300種類以上は存在すると言われています。

今回は黒い芋虫について皆さんに紹介したいと思います!

黒い芋虫の正体とは?!~生態や特徴について~

芋虫のほとんどは緑か茶色っぽいものが多いのですが、今回は黒い芋虫だけに絞っていくつか紹介したいと思います。

カブラハバチ

カブラハバチの幼虫は、大根・カブ・アブラナなどのアブラナ科野菜に寄生する害虫です。

生息地は、日本各地に広く分布していて、外国だと朝鮮半島・シベリア・ヨーロッパなどにも生息しています。

 

別名「ナノクロムシ」とも呼ばれていて、生態は体長15mm~18mm程の大きさで

体色は真っ黒でイボ状の突起を持っているのが特徴です。

 

平地では秋と春に多く発生し、高冷地では夏~初秋によく発生します。

成虫のカブラハバチは、葉肉内に卵を産みつけ、孵化したカブラハバチの幼虫は葉を中心に食害していきます。

主に有機栽培をしている畑や薬剤使用が少ない場所を好んで発生するようです。

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セスジスズメ

セスジスズメの幼虫も作物の葉を食い荒らす害虫として知られています。

主に、ヤブガラシ・ノブドウ・ホウセンカ・サトイモ・サツマイモなどの葉を中心に好んで食べます。

 

生息地は、北海道・本州・四国・九州・沖縄などに広く分布しています。

体長は80mm程の大きさで、芋虫の中ではかなり大型の部類に入ると言えるでしょう。

 

孵化した直後は真っ黒ですが、終齢に近づくほど茶褐色になっていきます。

特徴としては、体に毛は無くすべすべした肌触りで両脇腹に目玉模様が7個あり、尾角(びかく)と言うトゲがある事です。

基本的には体色は黒色ですが、稀に黄緑色のものも存在するんだそうです。

発生した時の駆除方法~黒い芋虫の雑学~

よく調べていると、黒い芋虫の害虫率は他の芋虫と比べて高いみたいです。

特に今回紹介したカブラハバチとセスジスズメの芋虫は農作物を食害する事で有名みたいです。

発生時期も年に数回あったりするので注意が必要です!

 

農作物に発生する芋虫は食欲旺盛なものが多く大量に発生するので、放って置くと一日で丸ごと葉を食べられたなんて事もしばしばあります…。

芋虫は一日のうちに自分の体重の十数倍もの葉を食べるんだそうですよ!

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発生した時の駆除方法としては、芋虫がまだ少数しか発生していない時はピンセットや割りばしなどを使って一匹づつ駆除すると良いですよ。

発見が遅く既に大量に発生してしまった時は、市販に売っている専用の殺虫剤を使いましょう。

 

出来れば農作物被害を予防する為に普段からこまめにチェックしておく事をオススメします。

そもそも発生させない為にはどうすれば良いかというと、幼虫を産みつけられないように

防虫ネットや不織布をトンネル支柱に掛けるだけでほとんど予防出来るそうです。

 

芋虫は大きくなればなるほど駆除が難しくなるみたいなので、作物に合わせて発生しやすい害虫や発生時期の知識を事前に身に着けて、大体葉の裏などに卵を産みつけられる事が多いので、葉の観察をすることを心掛けて置いた方が良いでしょう。

 

黒い芋虫は上記に紹介した以外にもまだまだ存在するので、もっと他の種類の黒い芋虫の事を知りたい方は図鑑や写真などを参考に調べてみて下さいね!

黒い芋虫についてのまとめ

今回は黒い芋虫について紹介しましたが如何でしたでしょうか?

農作物を育てている方に取っては天敵となる芋虫ですが、しっかり知識を付けておくことで予防できるので良く調べておきましょう。

ライターMISAKI

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