皆さんはパキスタキスという植物をご存知ですか?

名前もそうですが、見た目も結構個性的な植物なんですよ。

 

あまりに独特な形をしているので好き嫌いが分かれる花かも知れません…。

今回はそんなパキスタキスの生態などについて詳しく紹介していきたいと思います!

パキスタキスの名前の由来・花言葉・開花時期・栽培方法について

まず名前の由来からですが、英名は「Pachys(太い)」「Stachys(穂)」からパキスタキスと付けられたようです。

和名は「ウコンサンゴ」と言われていますが、これは珊瑚のような花を咲かせることから付けられたようです。

花言葉は「飾らない心」「楽しい語らい」「素朴」「慈愛」「美しい娘」などのメッセージが込められています。

出産祝いなどでお子さんで女の子がいる方や年齢関係なく女性の方に花束にして贈ってあげると喜ばれるかも知れません。

誕生花は8/11です。

 

開花時期は5月~10月頃までで、気温が下がって来るにつれて枯れて行きます。

栽培方法はそこまで難しくは無いので、初心者さんにも分かりやすいように少し説明しておきますね。

 

①日当たり風通し水はけの良い場所を好みます。

ただし直射日光を浴び続けると葉や花が萎れてしまう原因になるので、程よく日が当たる場所を選んで置いてあげて下さい。

 

②花が咲き終わった枝は残しておかずに切り取ってしまいましょう。

切り取る事によって芽が再生して、花が咲くときにボリューム感が出るようになります。

 

③パキスタキスは乾燥に弱いので土が乾燥していたらたっぷり水をあげて下さい。

特に夏場は直ぐに水を吸収してしまうので、こまめにチェックしてあげましょう、

 

④ある程度大きく成長してきたら一回り大きな鉢か庭に植え替えてあげて下さい。

ちなみに土は市販のものに、赤玉土6ピートモス4で割ったものを混ぜ合わせてあげて下さい。

 

⑤パキスタキスはカイガラムシと言う虫に寄生されやすいので、普段からこまめに茎周辺をチェックしておきましょう。

害虫は見つけ次第すぐに駆除しておかないと、他の元気な花や葉まで枯らせる原因になるので気を付けて下さいね。

事前に殺虫剤を散布しておくと良いかも知れません。

 

ざっと書きましたが、パキスタキスの栽培方法はこんな感じです。

慣れるまでは手こずるかもしれませんが、慣れてしまうととても簡単で手間暇もそんなにかからないので、興味がある方は是非栽培にチャレンジしてみて下さいね。

パキスタキスの花~生態・雑学

パキスタキスの生態は、キツネノマゴ科パキスタキス属の一年草です。

原産地はメキシコ~ペルーで、日本では江戸時代から観賞用として広まりました。

 

草丈は1~1.5㎝程で、花の横幅は5㎝程あります。

花は枝の先端に10㎝くらいの花穂をつけるのが特徴です。

 

初めて見る方は黄色の部分が花だと思われがちですが、黄色の部分は苞で白い部分が花になります。

葉は先端が尖っていて、楕円形で光沢感のある濃い緑色をしています。

 

通常は気温が下がってくると枯れて行きますが、冬でも12℃を超える温度を維持していれば花を咲かす事が出来るようです。

花の種類ですが黄色はパキスタス・ルテア、赤色はパキスタス・コッキネアと言うそうです。

でもほとんどのパキスタスは黄色なので、赤はちょっと珍しい種類と言えますね。

パキスタスについてのまとめ

今回はパキスタスについて紹介しましたが如何でしたでしょうか?

この記事で初めてパキスタスを知ったという方も多いと思います。

各所にパキスタスを鑑賞できる温室もあるようなので、実物を見てみたいという方は一度訪れてみてはどうでしょうか?

ライターMISAKI