一般的に出回っている薔薇よりも小さい薔薇のことを「ミニバラ」といいます。

ミニバラは小さくて可愛くて、コンパクトサイズで、寄せ植えなどにもできるので人気があります。

 

ミニバラが元気に美しく育つために欠かせないのが肥料です。

ここではミニバラの肥料と、ミニバラが元気に育つためのポイントについて紹介していきたいと思います。

ミニバラとは?

木立ち性で、小さい薔薇のことをミニバラと呼びます。

ミニバラはロサ・キネンシス・ミニマが親薔薇になります。

薔薇のなかで小ぶりの花を咲かせ、葉っぱも小さくて、丈もあまり大きくなりません。

ミニバラの多くは四季咲きですが、品種によっては一季咲きのミニバラもあります。

匂いはあまりありませんが、赤、ピンク、黄色、オレンジ、白などのカラフルな花を咲かせます。

 

ミニバラは4~11月に花を咲かせます。

葉っぱや茎に棘があるのも薔薇と同じです。

 

基本的に薔薇とミニバラでは育て方に違いはありません。

ミニバラは挿し木で増やすことができるので、毎年楽しむことができますね。

ミニバラの肥料

より美しいミニバラに育てるために、肥料は欠かせません。

肥料に含まれる3大要素である窒素はミニバラの葉や茎、リン酸は花、カリウムは根っこの成長に必要です。

ミニバラにおすすめの肥料と、肥料の与え方について紹介します。

元肥

元肥は、ミニバラを植え替えするときなどに土に混ぜて使います。

緩効性肥料が良いです。

追肥

元肥が切れるころに与える肥料のことです。

追肥も緩効性肥料が良いです。

 

錠剤タイプや粒状タイプの緩効性肥料は、手軽で簡単です。

水をやるたびに少しずつ溶けるので、ゆっくり効果が続きます。

液肥

花が咲いているときに与える肥料は液肥が良いです。

ミニバラの花つきや葉色を良くしてくれます。

 

1週間~10日に1回与えてあげましょう。

ハイグレードバラという液肥がおすすめですよ。

ミニバラの育て方のポイント

四季咲きのミニバラも、一季咲きのミニバラも、育て方は基本的に同じです。

鉢の大きさ

ミニバラのポットより一回り大きな鉢が適しています。

底に水抜け穴が空いた鉢がおすすめです。

プランターなどに植える場合は、株の間が10センチぐらいあくようにしましょう。

土の種類

ミニバラは弱酸性の土が好きです。

できればピートモスを主体とした土を選びましょう。

 

ピートモスは保水、通気、肥料分の保持に優れています。

そしてミニバラの好きな弱酸性です。

園芸店で売られている土の成分をよく見てから購入しましょう。

場所

ミニバラは日当たりが良いところ、水捌けの良いところ、風通しの良いところが大好きです。

日光をたくさん浴びたミニバラは、葉色も花色も鮮やかに美しくなります。

水やり

水やりの目安は夏場は1日に1~2回朝夕に、冬は2~3日に1回暖かい日中が良いです。

土の表面が乾いたら水をたっぷりあげるのがポイントです。

 

花や葉っぱに水をかけると傷んでしまいます。

水はミニバラの根元にあげましょう。

害虫&病気のチェック

ミニバラは害虫にやられやすく、すぐに病気にかかってしまいます。

春と秋はうどんこ病にかかりやすいので、注意して観察しましょう。

 

毎日ミニバラの健康チェックをすることをオススメします。

ミニバラはアブラムシやハダニが発生します。

害虫には殺虫剤を撒くのも効果があります。

ベニカXガーデンドクターという殺虫剤がおすすめですよ。

ミニバラの肥料についてのまとめ

ミニバラの肥料について紹介してきましたが、いかがでしたか?

ミニバラを美しく元気に育てるために肥料は欠かせません。

 

そしてその肥料は、ミニバラの成長する時期に合った肥料を選ばなくてはなりません。

自分が愛情を込めて育てているミニバラが長生きするように、気をかけてお世話してあげましょう。

(ライター 雲呑)