イタリア料理によく使われているのが「バジル」です。
パスタやピザなど、日本でもポピュラーに食されていますね。
そんなバジルの種類はどのぐらいあるのでしょうか?
バジルについて調査してみました。
バジルとは?
「バジル(Basil)」は、シソ科メボウキ属の多年草でハーブです。
和名は「メボウキ」、イタリアでは「バジリコ」とも呼ばれています。
バジルはギリシャ語で”王”を意味します。
バジルの原産はインドです。
日本へは江戸時代に中国を経由して渡来しました。
バジルは生でも食べることができます。
バジルは育てやすいので、家庭菜園に向いていて人気があります。
バジルの使われ方
バジルの葉は料理に使われます。
バジルのソースはジェノヴェーゼといわれ、パスタに使われます。
葉は生で食べることができるので、サラダなどに使われます。
バジルのハーブティーもありますよ。
バジルはポプリにすることもでき、すっきりとした香りが広がります。
お風呂に入れるのも◎
バジルの歴史
インドからバジルをアレキサンダー大王がヨーロッパに持ち帰り、広まったといわれています。
バジルには各国で色々な儀式や迷信があります。
インドではバジルが神に捧げる高貴な植物とされていて、ホーリーバジルが神聖なハーブとされています。
死者の横にバジルを添えると、無事に黄泉の国へ行けるとされていました。
ペルシャ、エジプトではお墓に植える草がバジルでした。
中世ヨーロッパでは、粉にしたバジルを吸うと頭にサソリが沸くとの迷信がありました。
バジルの種類
バジルの種類は150種以上あるといわれています。
そのなかの一部をご紹介します。
スイートバジル(Sweet basil)
バジルと言えばこれです!
イタリア料理に使われているメジャーなバジルです。
マルゲリータピザに乗っているのもこれです。
さわやかな香りと甘みがあります。
寒さに弱いですが、丈夫で育てやすいので、初めてバジルを育てる方にもオススメです。
レモンバジル(Lemon basil)
別名「シトラスバジル」といいます。
レモンのような柑橘系の味が口の中に広がります。
葉は小さめで、タイではサラダやスープに使われ、鳥や魚料理とよく合います。
シナモンバジル(Sinnamon basil)
メキシコで生まれのシナモンバジルは名前の通りシナモンのような甘い香りがするので、スイーツに使われます。
葉は艶が無く、少し小さめで、茎や花はほんのりピンク色です。
タイバジル(Thai basil)
茎も葉っぱも紫色をしていて、葉に光沢があります。
すっきりとした甘みがあり、タイではカレーに入れます。
アフリカンブルーバジル(African Blue basil)
0度の寒さにも耐えることのできるバジルです。
葉は紫色をしていて、花は赤紫色になります。
料理ではなく、ポプリとして使われています。
九層塔(台湾バジル)
台湾で使われているバジルです。
葉の先が尖っています。
パスタや炒め物、天ぷらなどに使われています。
ミント感が強めです。
バジルの効能
バジルは身体に良い効果があります。
腹痛や胃痙攣、吐き気、皮膚のかゆみなどの症状を抑えてくれます。
風邪や偏頭痛、便秘、口内炎にも効果があります。
バジルには身体を温めてくれる効果もあるので、手足が冷えやすい人にもオススメです。
バジルのハーブティーには不眠症に良いとされていて、イライラを沈めてくれる効果もあります。
記憶力を高める効果もあります。
バジルは心も身体もリラックスできるハーブです。
バジルの種類についてまとめ
バジルの種類についてご紹介してきましたが、いかがでしたか?
バジルには約150種類あり、料理やポプリなどに使われています。
バジルには身体に良い効能もあるので、気になる症状がある方は取り入れてみてはいかがでしょうか。
(ライター 雲呑)