ミニバラはミニチュアバラを簡略した呼び方です。
バラを育ててみたいが、敷居が高そうだと思う方にはぴったりな大きさです。
一般的なミニバラはツル性のバラを除いて花の直径は5cm程、背丈も25cm程度、葉も何もかも小さくできています。
その中でも大きい花を咲かせるミニバラとして、「フォーエバーみさき」という種があるそうです。どんな花なのでしょうか。
フォーエバーみさきの特徴
フォーエバーみさきの花弁の色はピンク系です。
外側はややグリーンがかっており、外側から茶系になっていきます。
花弁が100程重なっているので、中心部位はラナンキュラスのようでもあります。
咲き方は浅めのカップ咲きです。
ベージュピンクの花弁のようですが、個体差もありますので、アンティークカラーとなるのは咲き続けて暫く経ってからのようです。
外側の花弁から順番にベージュがかった感じになります。
開花時期は春または秋です。
うまく育てれば真夏や真冬以外は咲くようですね。
草丈は20cm~1m程になる為、鉢植えは5号から6号サイズです。
5号というと、直径約15cm程です。ひとつの植物を植えるには大きめサイズです。
フォーエバーみさきは、ミニバラとしては大きい7cmほどの花が咲く事も特徴のひとつです。
ミニバラみさきの育て方
バラより難易度が低いのかな?と思ってしまいますが、ミニバラの生育はやや難航するケースもあります。
理由は一般的なバラよりも葉や枝が密集しやすく、病害虫に弱くなる事が多いからです。
しかし、基本的にはその品種にあった栽培方法で育てれば花はちゃんと咲きます。
フォーエバーみさきのようなミニバラは多くの場合、鉢植え又は小型のポットの状態で購入すると思います。
通販が盛んですが、現物を見て購入するのがおすすめです。
フォーエバーみさきは枝の分岐も多くミニバラとしては大きいので、購入した時点で株が成長しきって土が根だらけになっている可能性もあります。
その場合、早めに一回り大きい鉢に植え替えてもいいかも知れません。フォーエバーみさきに適した土は弱酸性のものです。
花が咲き終わったら剪定します。
横から見てドーム型のように整えるのがいいようです。
枝や葉がたくさんあり過ぎる状態だと風通しが良くありません。
耐寒性はありますから春や秋は戸外でも良いのですが、5度以下になるようであれば室内に置きます。
冬は日の当たる窓辺などが良さそうです。
生育に適正な温度は約20度くらいのようです。
全体的に風通しのよい日陰や半日陰を好みます。
よく言われる事ではありますが、バラは病害虫に弱いです。
ミニバラも同様です。
ミニなバラにとって株を弱らせる病害虫は致命的になってしまいます。
アブラムシやうどんこ病には気をつけます。その為にも割と思い切って剪定を行います。
ミニチュアバラについて
ミニバラは中国の原種バラの庚申バラ(rosa chinennsin)の矮小型が元になっています。
1815年に欧州へ渡り、少しずつ研究されるようになってきたというのが定説のようです。
バラ自体は古代からありますから、ミニバラの歴史はまだ浅くこれからなのかも知れません。
フォーエバーみさきは2009年に日本で作出された、比較的新しい品種です。
「四季咲き大輪系」ともいわれるごく一般的なハイブリッドティーローズ(HT)の一種です。
フォーエバーみさき、ミニバラについて
フォーエバーみさきはミニバラでありながら、花は大きく咲くようです。
ある程度生育させたら大きな鉢植えに植え替えるか、又は地面に植えるなどした方が長く楽しめるようです。
仮に生育が思うようにいかなくても、一年草だと割り切ってもいいのではないかと思います。
フォーエバーみさきの場合は、花の終わり時期には花弁がシックな色合いになるようですからそのまま枝を切りドライにしても良さそうですね。
(ライター:おもち)