皆さんはシラカシという植物に発生する害虫についてご存知ですか?
園芸やガーデニングをしている方にとっては害虫は厄介な存在ですよね。
せっかく庭に植物を植えても、害虫に食害されてしまっては元も子もありません。
今回はシラカシにつく害虫のまとめ、そして対処方法などについて紹介していきたいと思います。
シラカシとは?
東日本を中心に分布する常緑高木です。
寺社近辺のいわゆる鎮守の森や林地でも普通に見かける植物で、ドングリによる実生で自然に増えるため思わぬ所に生える「野良カシ」などもあります。
かつては防風樹として農家の垣根などに使われる事が多かったようです。
高さの割には幹が太くならないので狭いスペースでも圧迫感が無いのでガーデニングでも人気です。
カシ類の中では耐寒性が強く大木でも移植できるので庭造りには重宝されています。
4月~5月に開花し、その年の秋頃にはドングリがつきます。
シラカシにつく害虫まとめ
【毛虫】
毛虫の生態は、チョウやガの幼虫のうち毛や棘が生えているものを指します。
時に大量発生しては様々な植物などに被害を及ぼすことから問題になっています。
人によっては苦手な見た目と毒を持つ種がいるので不快害虫として扱われています。
毛虫の体の毛は防衛手段の為に生えていて、人間などが触れると強い痒みや腫れが引き起こされます。
中にはクラゲに刺されたようなビリビリとした刺激通を引き起こす毒を持つものもいます。
人間にとっても植物にとっても危険な生き物です。
【コガネムシ】
コガネムシの生態は、甲虫目コガネムシ科の昆虫です。
繁殖力が高く大量発生するとあっという間に葉がレース状に食べられてしまうなどの被害があります。
幼虫はさらに強敵で植物の根を食害して、根っこの方からやられると気付きにくく気付いたころには植物そのものがダメになってしまっている事もしばしばあります。
葉の食害の場合はある程度回復させる事は出来ますが、糞などが残っているとフェロモン臭に成虫が集まってきて二次被害が起こります。
コガネムシが発生したら根気よく駆除していかなければなりません。
【ミノムシ】
ミノムシの生態は、チョウ目・ミノガ科のガの幼虫です。
現在ミノムシは絶滅の危機に瀕しているので発生率は低く害虫との認識が無い場合がありますが、あらゆる植物の葉を食害する害虫の一つです。
昔は大量発生していましたが近年では大量発生する事もなく、一匹あたりが食べる葉の量も他の害虫と比べると少ない方なので早期発見出来れば大した被害にはならないでしょう。
害虫が発生しない為の予防策
害虫予防について様々な策がありますが、まず唐辛子スプレーを散布する方法があります。
果実酒用のお酒や焼酎・ウォッカ・消毒用のアルコールなどを使い、アルコール度数が35℃以上の液体に唐辛子を2週間程漬け込んで、その液体を300~500倍薄めて週に1~2回植物に散布します。害虫が嫌う臭いがあり刺激物が振りかけられているので、害虫が発生しない確率は高くなるでしょう。
次にこれも匂い効果ですが、栽培した植物の根元付近に唐辛子・ニンニク・ニラ・ショウガなどを植え付けて置くと害虫が寄り付きにくくなります。
人間でも同じですが、嫌な匂いがする場所は自然と避けて近寄らないようにしますよね?
なので害虫を寄せ付けない為には匂いで防御するのが一番効果的だと思います。
シラカシ以外の植物でも、この予防策は使えると思うので試してみて下さい☆
シラカシにつく害虫についてのまとめ
今回はシラカシにつく害虫について紹介しましたが如何でしたでしょうか?
害虫が湧くとすす病やうどんこ病などの病気にかかる場合もあるので気を付けて下さいね。
ライターMISAKI