皆さんはフトアゴヒゲトカゲを知っていますか?
爬虫類が苦手な方は気持ち悪いと思ってしまうかも知れませんが…
良く見ると結構可愛らしい顔をしていて愛嬌があるんんですよ。
今回はフトアゴヒゲトカゲを知らない方の為に生態を紹介しながら寿命や雑学なども書いていきたいと思います!
フトアゴヒゲトカゲとは一体何者?!~生態と寿命~
まずこのフトアゴヒゲトカゲというインパクトが強い名前がどういった経緯で付けられたかと言うと
喉を黒く発色させる事があり、その姿が顎ヒゲが生えているように見える所から来てるみたいです。
この喉を黒くする理由は、威嚇している時や体調が悪い時などにするんだそうです。
フトアゴヒゲトカゲはオーストラリアの中部から東部に生息しています。
日本には野生のフトアゴヒゲトカゲは生息していませんが、ペットショップなどでは販売しているようです。
生活環境は主に乾燥地帯の砂漠などで生活しています。
基本的には単独行動ですがエサが豊富にある場所では集団行動するものもいます。
体長は大体40~50㎝程で、体重は280~510gです。
生活リズムは昼行性なので夜は大人しく明るくなると活発に行動を始めます。
食性は雑食性で昆虫やフルーツ、植物性のものをエサにしています。
フトアゴヒゲトカゲの体はベージュっぽい色をしているのですが、この体の色を利用して天敵に狙われた時なんかは砂と同化して敵にバレないように隠れるんだそうです。
いわゆる「擬態」と言う術を使うと言う事です!
ちなみに天敵となるのは、鳥類・ヘビ・オオトカゲなどです。
見た感じは噛みついてきそうな雰囲気を醸し出していますが、性格はどちらかと言うと大人しく攻撃性は低いです。
繁殖期は9月~3月頃で交尾を終えて25日後には産卵を始めます。
メスは産卵が始まる前に土に穴を掘りその中に卵を産みます。
卵は26℃くらいの環境であれば86日~96日後に孵化します。
一度の産卵で10~20の卵を産みます。
野生の平均寿命は6~7年ですが、飼育されているものは10年近く生きる事もあるようです。
ペットとして大人気!どうやって飼育するの?~フトアゴヒゲトカゲの雑学~
フトアゴヒゲトカゲをペットして飼われている方は結構多いみたいですね。
性格も穏やかで意外と人懐こい所もあるんだとか!
攻撃性が無いのでお子様でも飼育しやすいと思いますよ。
さてフトアゴヒゲトカゲを飼育するにあたって準備する物はちょっと多いです。
- ケージ(爬虫類専用のものが売ってあります)
- 紫外線蛍光灯(昼用)
- エサ入れ
- 水飲み場
- 温度計
- ヒーター
- 石や砂
- シェルター
まず紫外線蛍光灯ですが、フトアゴヒゲトカゲは昼行性で砂漠地帯の強い紫外線が当たる環境で生活しています。
なので出来る限り本来の生活環境に近い場所を作ってあげるようにしましょう。
そしてエサに関しては本来食べているものを与えてあげれば良いのですが、栄養がしっかりとれているか不安になった栄養剤なども販売されているようなので使ってみても良いかも知れません。
あと、ヒーター床に敷くプレートヒーターなどを使うと良いでしょう!
温度計でケージの中の温度を確認しながら適温を維持するように心がけて下さい。
最初は体調や室温などの管理で混乱すると思いますが、慣れると飼育の仕方も分かってきますし
飼い主が慣れて来たころにはフトアゴヒゲトカゲも人間に慣れて懐いてきてくれるかも知れませんよ!
是非飼育にチャレンジして自分の目で観察を楽しんでみて下さいね。
フトアゴヒゲトカゲについてのまとめ
今回はフトアゴヒゲトカゲについて紹介しましたが如何でしたでしょうか?
残念ながら日本で野生のフトアゴヒゲトカゲは見れませんが
ペットショップなどでは展示されているので見てみて下さいね。
ライター MISAKI