秋に咲く花と言えば彼岸花ですが、皆さんはこの花にどんな印象をお持ちでしょうか?

一般的には不吉な花として知られていますが実際はどうなんでしょう?

今回はそんな彼岸花の生態や名所について詳しく紹介していきたいと思います!

秋を感じさせてくれる彼岸花!~生態や時期について~

彼岸花の名前の由来はいくつかあります。

お彼岸に咲く事から付いた説と、この花を食べてしまうとお彼岸に命を落とす説があります。

恐らく本当の名前の由来は前者だと…思いたいです。

彼岸花はヒガンバナ科ヒガンバナ属の多年生の球根性植物です。

 

学名では「Radiata(放射状)」と言う意味があるように、6枚の花弁が放射状に咲くのが特徴です。

花弁の長さは40mm、幅は5mm程で茎は細長く花弁が上向きに反りかえって咲きます。

 

彼岸花の開花時期は非常に短く大体涼しくなってくる9月中旬頃から末頃までと言われています。

短期間しか見れないある意味貴重な花なのでマイナスな印象を持たれているのは残念に思いますね。

 

基本的には赤い花が咲くのですが、稀に黄色や白い花が咲くこともあるようです。

咲く場所は主に道端や田んぼや水辺付近などに咲きます。

 

単体で見ても十分綺麗ですが、一面に咲く彼岸花は絵を見ているような感覚に陥るくらい綺麗ですよ!

彼岸花は交配をして遺伝子を増やす事が出来ず、球根から育つため咲く場所は毎年同じと言うのも特長です。

 

元々彼岸花は日本に存在しない花でしたが、中国から彼岸花の球根が入って来たことから日本でも咲くようになったみたいです!

彼岸花のサイクルを簡単に纏めると、秋が終わり花が枯れてしまうと30㎝~50㎝程の細い葉が咲き始め春頃になるとその葉も枯れてしまいます。

夏の間は何も咲かず、お彼岸になるとまた地表に姿を現し花を咲かせます。

あっという間に咲き始めては枯れてしまう花なので、興味がある方は是非彼岸花の美しい光景を写真などに納めておく事をオススメします!

彼岸花の絶景が見られるスポット&雑学など!

彼岸花の満開のピークは10日間程と言われています。

その満開時期を逃さない為に彼岸花絶景スポットを皆さんに紹介したいと思います。

1【ひだか巾着田】

この場所は関東で一番の絶景スポットと言われている場所です。

真っ赤な彼岸花が地面を埋め尽くすほどびっしりと咲き、まるで別世界に来たかのような感覚に陥るくらい綺麗な景色が見られますよ!

2【早川渕彼岸花の里】

ここでは10万本以上の彼岸花を見る事が出来ます。

知る人ぞ知る人気スポットで、ボランティアの方が彼岸花を育て管理をしているそうです。

 

一人で訪れるも良し!家族で訪れるも良し!恋人同士で訪れるも良し!

癒しの時間を過ごせると思いますよ。

3【葛西臨海公園】

葛西臨海公園には観覧車があり、上から彼岸花の景色を見る事が出来ます。

そして近くにはバーべーキューが出来る場所もあるので、家族連れや友人同士で訪れると良いでしょう。

 

ちなみに彼岸花には毒があるのをご存知でしたか?

彼岸花は有毒植物で、もしその毒が人間の体内に入ると吐き気・下痢・神経麻痺などの症状が現れ死に至る事もあるそうです。

 

そんな有毒を活用して彼岸花を田んぼの近くなどに植えて、田んぼを荒らしにくるネズミやモグラ退治に使ったりする方もいるんだとか。

余談ですが、彼岸花が持つ毒の成分の一つである「ガランタミン」はアルツハイマーの治療薬として使われているそうです。

彼岸花についてのまとめ

今回は彼岸花について紹介しましたが如何でしたでしょうか?

暗いイメージが強い花ですが、この記事を読んで見方が変わった方もいるのでは?

機会があれば彼岸花絶景スポットにも一度訪れてみて下さいね。

ライターMISAKI