古風な日本家屋と庭先の柿の木の組み合わせは、どことなく郷愁を誘う光景です。

柿の木は2mから5mくらいに成長しますから、家屋とのバランスもいいですね。

 

イタリア語やポルトガル語でも「カキ」と発音されています。

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大昔に日本から欧州に伝えられたそうですが、種を持ち帰ったのでしょうか?

柿はワールドワイドな果物のひとつです。

柿について

柿は温帯で見られる果樹のひとつ。

カキノキ科カキノキ属の落葉高木樹です。

日本では奈良時代くらいから柿の栽培をするようになったと言われています。

日本原産といわれていますが、中国から伝わったという説もあります。

 

柿の旬は7月から9、11月頃。

種類によって少し違い、晩夏から初冬までが柿の時期です。

柿の品種、栄養、健康効果など

柿の種類は甘柿と渋柿に大きく分かれます。甘柿の代表格は富有柿や次郎柿。

最近は富有柿の方が一般的です。

 

流通している甘柿の約6割が富有柿ともいわれ、実が大きく柔らかいのが特長。

次郎柿は昔ながらの食感の柿です。

 

太秋(たいしゅう)も人気です。

柿の品種は全国で1000はあるそうですよ。

 

一方の渋柿。

渋柿はアルコールや炭酸ガスなどで渋味を抜いて流通している場合もあります。

 

種がない食べやすい柿として好まれている平核無(ひらたねなし)柿も、渋柿のひとつです。

平核種無柿は生産量は富有柿に次いで多く、和歌山、新潟、山形などが主な産地です。

10月から12月が旬。

 

渋柿は干し柿に利用されます。

水分量の約25%まで乾燥させます。

 

市田柿などが有名。

長野県の伊奈などが主な産地です。

 

柿に含まれるタンニンには血管の強化に効果的だとか。

柿はビタミン群が豊富な果物です。

 

特にビタミンA、Cを多く含むのが特徴で、ミネラルやカリウムも豊富。

柿の葉茶もビタミンCが豊富。

 

ノンカフェインなので、ここ数年人気があります。

利尿作用がありますから、のみ過ぎに注意。

また、生の柿は胃腸を冷やす効果もあります。

 

日本家屋に柿の木が植わっているのは、柿渋を利用していたからだともいわれます。

柿渋は現代でも使われていますね。

古くはミイラの防腐用、昨今では除菌や抗菌効果があるとされる柿渋石鹸などの商品があります。

柿の栽培方法、注意点など

柿の栽培に向くのは温暖な地方です。

柿は耐寒性があり比較的強い果樹ですが、東北より南のより温暖な気候の方が甘い実をつけるそうです。

日当たりの良い土壌でphは5,5~6,0、植え付けは11月から12月までか春先の3月。

 

柿には不完全甘柿と完全甘柿、不完全渋柿と渋柿があります。

渋柿を甘くするには種を入れなければなりません。

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その為に受粉が必要になりますから、傍に雄花の付く柿の樹を植えるか、枝に接ぎ木をする必要があります。

その為、不完全甘柿の品種を植える場合は受粉する為に他の柿の樹も必要です。

柿は雌雄異花です。

 

水やりはたっぷりと。

肥料はたい肥などの有機物が良いそう。

生ゴミなどを有効利用します。

 

柿栽培のコツはせん定の方法です。

あまりに枝先を切りすぎると、いずれ実をつける花芽まで切ってしまう事になります。

実をつける枝のみを残し、他は予備としてとっておきます。

 

せん定は冬に行います。前年に実をつけた枝には実をつけないそうです。

病気は落葉病に気をつけましょう。

葉の表面に黒い斑点が出て、悪化すると葉を落としてしまいます。

 

殺菌剤が有効です。害虫はヘタムシやイラガ、カメムシに気を付けます。

ヘタムシは8月に駆除すること。

 

イラガは葉を食べてしまう毛虫です。

一度つくとしつこいので気をつけましょう。

 

渋柿の場合は、実がオレンジ色になった頃に35度以上のアルコールにヘタ部分を浸し、ポリ袋に入れるなどの作業が必要になります。

柿の木は古い木でも実をつける事が特徴です。

 

実がなるまでには4、5年かかります。

柿の栽培は、気長に構えるといいようですね。

柿の簡単なアレンジ

柿は色が鮮やかなのでSNS映えしそうです。

マチェドニア

柿を好みの薄さにスライスしバットに並べ(平皿でも可)ブランデーをかけて一晩おきます。

冷凍庫に入れても良いですね。

車の運転をしない日に頂きましょう。

使う洋酒はお好みで。ザクザクとフォークで混ぜて冷凍すればグラニテ風。

柿の白和え

硬めの柿を使うのがおすすめ。

食べやすい大きさに切り、和え衣を合わせます。

和え衣は甘くしない方が良く、水切りしたお豆腐に白ごまと塩少々くらいがいい塩梅です。

柿と甘酒

麹から作った甘酒と和えます。

体に良さそうです。

 

麹関係だと柿と任意の野菜(柿は甘いのでカブやダイコンなど、あっさりめの野菜と相性が良い)を塩麴で和えるのも美味しいです。

また、バルサミコ酢やカッテージチーズなどとも合うので、適当に和えればお洒落なサラダ風。

干し柿のアレンジ

あまりに干し柿が好きなため、昨年は冷凍保存に踏み切りました。

解凍は自然解凍です。風味に特段変化はありませんでしたよ。

干し柿を煮る

小鍋に柿がかぶる程度のひたひたの水を加え、シナモン、あれば八角(スターアニス)などを加えます。

弱火にかけてだいたい温まったかな、というくらいで出来上がり。

 

やや硬い干し柿でも美味しいです。

果物スープのようで、これまた体に良さそう。

 

他、刻んでヨーグルトに入れたり、焼き菓子に入れたり。

柿はとにかく甘いので、スパイスを入れると味が締まります。

(ライター:おもち)

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