日本に生息しているクモの中でも、最も大きい種類のうちの一つと言われているのが「オオジョロウグモ」。
通常のジョロウグモでもそれなりの大きさがありますが、オオジョロウグモはその比ではないくらい巨大です。

 

クモが苦手な人なら、悲鳴を上げて逃げ出してしまうのではないでしょうか。
今回はそんなオオジョロウグモの生態や食性などについて、詳しく見ていきたいと思います。

オオジョロウグモってどんなクモ?

オオジョロウグモは南西諸島に生息している、日本最大級のクモです。
とりあえず、全国的に広く生息しているようなクモじゃなくて良かった…。

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体は細身で3〜5cmほどとそこまで大きくはありませんが、足を広げた大きさは最大でなんと20cmに達することも。
成人男性の手のひらの大きさをも超えるビッグサイズ。
こんなクモと遭遇したら、大絶叫してしまいそうです。

 

面白いのは、大きいのはメスだけでオスはとても小さいということ。
オスは体長1cm程ととても小さく、メスと比べるとまるで子供。

 

しかもオスは自分で巣を作らず、メスが作った巣の隅で居候をしてメスが捕まえた餌のおこぼれをもらうという「ヒモ」のような生活をしています。
一つの巣に何匹ものオスが居候していることも多くあります。

 

しかしこの居候にも高いリスクが。
オス同士でメスをめぐって争いになることもあるようで、もし争いの途中に誤って糸に絡まってしまった場合、そのままメスの餌食になってしまうこともあるのです。
命がけの居候ですね。

オオジョロウグモは何を食べる?

オオジョロウグモは大きな巣を張り、そこにかかったチョウなどの昆虫を餌としています。
巣にかかった昆虫であれば、例えスズメバチや蝉のような大きなものでも食べてしまいます。

 

上でも書いたように、例え同じ仲間のオスであっても、巣にかかれば餌とみなしてしまうのが恐ろしいところ。
更に成長しきった大型のものになると、運悪く巣にかかって抜け出せなくなった小鳥やコウモリすらも餌にします。

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オオジョロウグモの糸は他のクモに比べて格段に丈夫なので、ちょっと弱っていたり絡まりどころが悪かったりしたら、鳥でさえも抜け出せなくなってしまうのですね。

死体ならまだしも、生きた鳥をハントする昆虫なんて、ビックリですよね。

 

オオジョロウグモはわずかながらも、昆虫などを麻痺させるのには十分な毒を持っています。
しかしもし咬まれてしまっても、人間にはほとんど影響がない程度なので安心してください。
咬まれた時に少し痛みがあり、痛痒さが残る程度です。

益虫としてのオオジョロウグモ

このようにオオジョロウグモは様々な昆虫を捕食するので、益虫として扱われている半面、やはりクモ自体が気持ち悪いという人にとっては不快害虫となってしまいます。
また、餌が取れなければ頻繁に巣の場所を変えるので、人が通る場所に巣を作られたら嫌ですよね。

 

先ほども書いたようにクモの中でも丈夫な糸なので、引っかかってしまったら取り除くのが大変面倒です。
そういった場合、できれば殺さずに別の場所に移してやってください。

 

もしどうしてもオオジョロウグモがいるのが嫌だ、という人は、餌となる昆虫が寄ってこないように工夫をしましょう。
そうすれば餌がない場所から餌のある場所へと移動していきます。

オオジョロウグモについてのまとめ

日本最大級のクモというだけあって、その生態や食性はなんともスケールの大きいものでしたね。
(※メスに限る。オスは…いろんな意味で小さく情けない感じですね。)
もし万が一、これからオオジョロウグモが突然変異で巨大化をするようなことがあったなら、その時は人間すらも餌にされてしまうかもしれません。

(ライター もんぷち)

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