ゴマダラカミキリの特徴と生態

ゴマダラカミキリはコウチュウ目カミキリムシ科に分類されるコウチュウの一種です。

フトカミキリ赤としては大型で姿が目立ち、また食樹も広範なので都市部の街路樹や庭木、公園樹木でもよく見られます。

国産のカミキリムシの中では最もよく知られている種類の1つ。

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成虫の体長は25~35㎜程で全身が黒く、特に前翅は光沢のある黒色に白い斑点が並んでいてよく目立ち、和名もこれに由来します。

前翅以外の部分はあまり光沢がなく、腹側や脚は青白くて細かい毛でおおわれています。

触角は体長の1.5倍ほどもあり、触角を形作る節の根元には青白い毛が生えているので、触角も黒と青の縞模様に見えてとてもオシャレです。

 

日本全土に分布していて、離島では佐渡島、伊豆諸島、対馬、屋久島に分布しています。

ゴマダラカミキリの幼虫の食樹、成虫の後食対象ともに生木ですが、食樹が非常に幅広いのが特徴で、ミカン類やヤナギ、クリ、クワ、イチジク、プラタナス、シラカバ等多岐にわたります。

 

成虫は6~8月に出現し、昼夜の区別なく活動します。

食樹の葉や若枝のみずみずしい樹皮を後食し、植樹の樹幹や梢を歩行したり、主変を飛翔します。

 

夜は灯火などに向かって飛来します。

交尾後にメスは生木の樹皮を大顎で傷つけ、その個所に産卵します。

 

幼虫は生木の材部を食害して成長し、幼虫は成長すると幹内部を降下して主として根株の内部を食い荒したりもします。

孵化から羽化までには1~2年を要し、幼虫が侵入した樹木は幼虫の活動によって坑道が樹皮に達し穿孔され、木くずや樹液が出ることもあります。

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蛹から羽化した成虫は木の幹に円形の穴を穿孔して外に脱出します。

幼虫の作る坑道は直径1~2㎝ほどにもなり、木の強度が弱くなって折れやすくなるのでダメージを負った樹木は成長不良になり、枯死することもあります。

街路樹や果樹に被害が出ることもあり、特にミカン農家などでは重要な害虫の一種として警戒されています。

ゴマダラカミキリの飼育方法

ゴマダラカミキリはドット柄のオシャレな模様が大変美しい昆虫です。

しかし、捕まえるとキーキーという音を鳴らし、万が一噛まれた場合にはかなりの痛みと流血を伴うので注意も必要です。

捕まえる時にはしっかりと軍手などをして、噛まれないように気を付けて捕まえましょう。

 

目視で探すのが一番良いのですが、夜に灯の周辺を探したり、シートなど広げ木を揺らして落ちてくる虫の中からゴマダラカミキリを探すというピーティングという方法や捕虫網をやたらめったらと振るいまわすという方法もあるようです。

 

飼育するばあいは風通しの良い虫かごなどに入れて直射日光を避けるようにします。

土を敷く必要はなく、枝や葉を入れてあげるようにすればOKです。

 

飲み水などは必要ありませんが、乾燥し過ぎないように霧吹きなどで水をかけるようにします。

プラスチックの飼育ケースがある場合は木の枝や葉などを組み合わせて入れておくのもおすすめです。

 

中に水の入った瓶を入れてそこに木の枝を挿すようにすれば、鮮度をある程度は保つことができます。

エサは幼虫の場合は何も食べず、水さえあれば十分です。

 

成虫は新鮮な生木の枝が好物です。特にかんきつ類やイチジク、クリなどの新鮮な生木や葉は喜びます。

すぐに手に入らない時はかんきつ類やリンゴ、イチジクの皮などでも良いようですし、それもすぐに準備できない場合はキュウリや、カボチャなどでも大丈夫です。

 

クワガタ用の昆虫ゼリーも代用できます。

ちなみにゴマダラカミキリの寿命は8ヵ月程。寿命を全うできるように飼育してあげてほしいものです。

(ライター ナオ)

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