カビバラは世界最大のネズミ!!

カピバラは齧歯(げっし)目テンジクネズミ科カピバラ属に分類されています。

和名ではオニテンジクネズミと呼ばれ、齧歯目中では最大種になります。

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つまり『世界最大のネズミ』ということです。

カピバラは人気者!

ただしネズミと言っても悪いイメージはまったくなく、ズングリとした体型、訴えかけるような目つき、愛嬌のある表情など動物園でも非常に人気があります。

性格は穏やかで、ヒトにもよくなつくことからペットとしても飼育されています。

カピバラは草原の覇者?水に住むブタ?

カピバラという名称は、南米に住むグアラニ族の言葉で『草原の覇者』の意味のある『カピーヴァ』という単語からきているようです。

学名のHydrochaerisは、『水に住むブタ』という意味ですし、英名では『南米のカバ』とも呼ばれています。

日本ではオニテンジクネズミですから、ずいぶん印象が違います。

カピバラはメスの方が大きい!

カピバラの体長は106~134センチくらいで、体重はオスで35~64キロ、メスは一回り大きく37~66キロにもなります。

古代のカピバラの仲間には、現在のおよそ8倍、体重500キロに達する種がいました。

これは平均的なヒグマよりも大きくなります。つまり、クマより大きなネズミだったというわけです。

カピバラの体毛はゴワゴワしている!

カピバラの全身は、長さ5センチ以上になるタワシのような硬い体毛に覆われています。

この毛はおもな生息地であるアマゾンの強烈な日光を遮断するためにあります。

 

ですから、比較的まばらに生えており、通気性は抜群なのです。

モフモフとしたイメージがありますが、実際に触ってみるとゴワゴワしています。

カピバラのオスメスの見分け方!

カピバラのオスの鼻の上には『モリージョ』と呼ばれる卵型の突起があります。

ここから白くネバネバした分泌物が出てきます。

 

オスはあちこちに鼻を擦り付けて、この分泌物を撒き散らし、自分のナワバリを主張するのです。

メスにはモリージョがありませんので、カピバラのオスとメスの見分け方は、簡単です。

カピバラは泳ぎが得意!

カピバラは中南米のアマゾン川流域を始めとした温暖な水辺や熱帯雨林に生息しています。

カピバラは、昼間は水中で休息しています。

 

捕食者から身を隠すために、5分以上も潜水することができます。

また鼻先だけを水面から出して眠ることもあります。

カピバラの指は、前肢が4本、後肢は3本で、それぞれ指の間に水かきがありますので、泳ぐのに適しているのです。

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カピバラは危険を仲間に知らせる!

カピバラは、通常オス1頭と複数頭のメスと幼獣からなる10頭ほどの群れを形成します。

水の減る乾季には複数の群れが集まり、100頭以上の大集団になることもあります。

 

カピバラは危険を感じると鳴き声をあげ、仲間に知らせます。

それを合図に他の個体は水中に逃げ出します。

 

このとき成獣は幼獣を取り囲むように守ります。

またカピバラは、鳴き声の他に唸り声や、カチカチとしたクリック音を出すこともあり、これで仲間同士コミュニケーションを取っているようです。

カピバラは平和主義!

カピバラも繁殖期には優位のオスは劣位のオスを追い出しますが、激しく争うことはありません。平和主義なんです。

カピバラの交尾は、安全な水中で行われます。メスの妊娠期間は150日ほどです。

メスは草むらで平均4頭前後の幼獣を産みます。

カピバラの子育て!

カピバラの幼獣の授乳期間は1年以上に及びます。

母乳は母親ばかりでなく、群れにいる他のメスからももらうことがあります。

ただし母乳だけで育つわけではありません。

 

カピバラの幼獣は生後3~4日ですぐに群れに合流し、1週間ほどで固形物が食べられるようになるのです。

こうして、およそ18ヶ月で性成熟をします。

カピバラは猛スピードで走る!

カピバラは水辺で生活しているので、泳ぎはとてもうまいのですが、幼獣はうまく泳ぐことができません。

群れで川を渡って移動する時には、幼獣は成獣の背中の上にちょこんと乗っていくことがよくあります。

またカピバラは意外にも、陸上でも素早く活動的なのです。脚は短いのですが、時速50キロものスピードで走ることができるのです。

カピバラの門歯は伸び続ける!

カピバラには上下左右で20本の歯があります。

上下左右の門歯(人でいう中切歯)4本は生涯にわたって伸び続けます。

 

これは齧歯目の動物の特徴でもあります。

歯が磨り減らないと伸びすぎて生活に支障をきたしてしまうので、常に硬いものをかじって削り、最適な長さに調節しておかなければならないのです。

カピバラは一日3キロの植物を食べる!

カピバラは、植物食性で、おもにイネ科の植物や、果実、木の皮などを好んで食べます。

昼間は水中に潜んでおり、夕方から採食を始めて、夜間は採食と休息を繰り返します。

 

カピバラが一日に食べる量は3キロほどになります。

また自分自身の糞を食べることもあります。

カピバラの天敵は?

カピバラの天敵はたくさん存在します。

特にアマゾンのジャングルでは、ジャガーを始めとした肉食獣やヘビやワニなどの大型爬虫類の恰好の捕食対象になっています。

 

またジャングル以外では、コンドルなどの大型の猛禽類がカピバラを空から狙っています。

特に幼獣には多くの天敵が挙げられ、常に危険にさらされている状況なのです。

カピバラの寿命は、野性の個体で4年ほど、飼育下では5~10年ほどと言われています。

カピバラの天敵のまとめ

実は人間は、カピパラを食料とするために捕獲してきました。

カピバラの肉は、人間が食べても美味だそうです。

 

それゆえに乱獲がすすんでしまったといえますが、近年では頭数の減少により、各国で狩猟が禁止されるようになりました。

しかし、齧歯目は元々繁殖力が旺盛なので、絶滅などの危機的な問題はないようです。

(ライター オニヤンマ)

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