今年の夏はお祭りに行きましたか?

夏のお祭りといえば、綿飴に金魚すくいが定番ですよね。

お祭りの金魚すくいでも見られる金魚は「和金」と言う長寿な金魚なのです。

日本で一番ポピュラーな金魚「和金」の生態と寿命について調べてみました。

和金とは?

和金とは金魚の一種です。

日本に初めて渡来した金魚が「和金」です。

和金はもともとヒブナ(緋鮒)が変異して誕生した魚なのでフナにとてもよく似ています。

尾びれが3つや4つに分かれている和金もいます。

 

身体の色もいろいろあり、赤や白、更紗と呼ばれる紅白の色などもあります。

和金はフナに近いため、流線型の体型なので、他の金魚と違って俊敏に泳ぐことが出来ます。

 

そしてフナ譲りの身体の丈夫さを持っています。

和金は成長するにつれて身体が大きくなります。

過去にはゴルフ場の池で50センチを越える和金が発見されたそうですよ。

和金の歴史

中国の晋の時代の頃、赤いヒブナが発見されました。

その後、赤いヒブナで開き尾をもつものが突然変異で現れました。

 

それが今の和金です。

日本の室町時代に「金魚」として最初に渡来しましたが、他の金魚と分けるために江戸時代に「和金」と名付けられました。

 

当時の金魚はとっても高価で、お金持ちの大名や貴族がペットとして育てていたそうです。

江戸時代の中期には金魚ブームが起こったほど、大人気だったそうですよ。

和金の種類

和金は身体の大きさで呼び方が変わります。

小さい順に全長3センチ前後を「小赤(小金)」、全長6センチ前後を「別下」、全長8センチ前後を「小和金」、全長12センチ前後を「姉金」と呼びます。

 

和金は現在、和金をもとに品種改良されていて数十種類の和金がいます。

そして日本中で和金の品評会などが開催されているんですよ。

 

更紗色で3つの尾をもつ”更紗和金”は高値で取引されるそうです。

あさぎ色に赤と黒が混ざった体色の”朱文金”や紅葉のように紅い”もみじ和金”は有名ですが、最近では黄色の”レモン和金”などもいるそうですよ。

和金の寿命

和金の寿命は8~15年ぐらいと言われています。

イギリスで飼われていた和金は45年生きた記録があるそうですよ。ちなみにペット名は「Goldie(ゴールディ)」だそうです。

 

金魚界で長寿と言われている和金はフナにとても近いので、生命力もフナのように強いのです。

和金は生活環境をしっかり管理してあげることで何十年も長く生きることができます。

  • 水温の調節をすること。
  • 水槽を清潔に保つこと。
  • 病気にいち早く気づいてあげること。

これが和金が長生きする上で大切になります。

和金を育ててみよう!

和金は身体が丈夫なこともあり、金魚のなかでもとても育てやすいんです。

金魚を飼ったことのない方にもオススメです。

是非和金を育ててみませんか?

和金は夏祭りやペットショップなどで購入することが出来ます。

 

和金は成長するにつれて体が大きくなります。

30センチほどの大きさになることは普通です。

 

ですので、成長にあわせて水槽の大きさを替えてあげるといいでしょう。

和金も含め金魚は水質が悪いことと酸素不足に弱いです。

 

エアレーションを取り入れ、水槽はいつも清潔にしてあげてください。

水槽の中を軽快に泳ぐ和金はとてもかっこよく、見ているだけで心が躍ります。

和金の美しい身体の模様を静かに眺めているだけで心が安らぎますね。

和金について まとめ

  • 和金は日本に初めて渡来した金魚です。
  • 和金はヒブナが変異したものでとてもフナに近いです。

身体の形も身体の丈夫さもフナに似ています。

  • 和金はとても飼いやすく、初心者さんにもオススメです。
  • 和金の寿命は8~15年ですが、最長で45年生きた記録があります。

(ライター 雲呑)