桜文鳥という名前の文鳥を聞いたことがあるでしょうか?

鳥好きの方なら、ご存知の方も多いでしょうが、普通の一般的な文鳥しか知らない方も多いはず。

今回はそんな桜文鳥についてのお話です。

桜文鳥って?

桜文鳥は文鳥の中でも最もポピュラーな品種の文鳥。

日本で誕生した白文鳥と原種の文鳥との交配から生まれた文鳥と言われています。

見た目の特徴はノーマルな文鳥のカラーに白っぽいぼかしが入ったような色合いの個体や、ほぼ白文鳥に近い斑の強いものなど、模様にバリエーションがあるのが特徴です。

白いまだら模様が桜の花びらのように美しいことからこの名前が付けられたと言われています。

 

個体差が大きく、オリジナリティがある為、飼育するのも楽しい文鳥です。

人工飼料で育てられているので、体格や色つやも優れた個体が多いと言われています。

桜文鳥の性格

可愛らしい名前のついた桜文鳥ですが、実は気が強く、自己主張をしっかりとする性格です。

自分より体の大きな鳥とも喧嘩をするなど、果敢な面を持っています。

 

一方で人にはとても懐きやすく、飼い主にべったりということもしばしば。

飼い主に放っておかれると、エサを食べなくなったりといったトラブルが起こるのだとか。

飼い主に対する嫉妬もあるようで、丁寧な飼育が必要となります。

桜文鳥の値段と入手方法

桜文鳥はネットショップや里親サイトなどで入手できます。

価格は1000~3000円程度。模様によっても多少違いがあります。

ヒナは台湾からの輸入と国内で繁殖された個体があり、国内産のヒナは多少値段が高いようです。

桜文鳥のエサ

桜文鳥のエサは文鳥の飼育と同じく、フィンチ用のシードで大丈夫です。

栄養的にみると殻付きの方がよいでしょう。

 

食べる時にエサ箱の中をかき回し、周囲にエサが飛び散ることがありますから、注意が必要です。

他にもカルシウム補給のためのボレー粉や新鮮な野菜や果物などを与えると喜んで食べます。

 

野菜は特に小松菜やチンゲン菜、豆苗などが良いようです。果物ではブドウ、バナナ、ミカン、リンゴをほんの少し与えるだけで大丈夫。

やりすぎは体を冷やす原因になりますので、やめましょう。

また、バラ科の植物の種は鳥にとっては有害ですからくれぐれもリンゴは種を取ってから挙げてください。

桜文鳥を飼う楽しみと注意点

桜文鳥は水浴びが大好きです。飲み水用の水で水浴びをすることもしばしば。

冬に寒そうだからと言って、これをお湯に変えるのは厳禁です!羽の表面についている脂分が落ち、風をひいたり、体調を崩したりしてしまいます。

 

また、手乗りとして育てた桜文鳥はぴったりと飼い主にくっついた離れなくなります。

そんな時は存在を確認してから、外出したり、ドアの開閉をしたりしましょう。うっかりはさんだり、外に出してしまったりしないように気を付けて!

 

好奇心旺盛な桜文鳥はエサだけでなく、シャープペンの芯やビーズなどもあっという間に口にしてしまいます。害になるものを食べないようにしっかり見ている必要もあります。

ヒナの頃から名前を呼んだり、一緒に水浴びをしたり、ご飯を一緒に食べたりすると本当によく懐く桜文鳥。

しっかりと人間との絆を作れるペットです。ぜひ、ヒナからの飼育をオススメしますよ!

桜文鳥の寿命

すっかり懐いてしまって可愛くなった桜文鳥との別れは意外に早いものかもしれません。

平均の寿命は7~8年と言われています。

 

長いものでは10年以上生きたという例もあるようですが、短い期間をしっかりと充実した時間になるように一緒に過ごしてあげてくださいね。

桜文鳥の生態と寿命に関するまとめ

桜文鳥は日本で誕生した白文鳥と文鳥を繁殖させて生まれた文鳥。

好奇心旺盛な性格で攻撃的な一面を持っているが、人にはとてもよく懐く性質もある。

桜文鳥の寿命は7~8年程。

(ライター ナオ)