世界中に馬は約280種類いるそうです。
その中でもポニーについて詳しく調査していきたいと思います。
ポニーは動物の中でも長生きする動物です。
いったい寿命はどのぐらいなのでしょうか。
ポニーとは?
「ポニー(pony)」とは、肩までの高さが147cm以下の馬のことをまとめてポニーと呼びます。
これといった特定の馬はいません。
ポニーはたくさんの種類があります。
ポニーはもともと北欧や東南アジアに生息していましたが、現在では世界各国で見られることが出来ます。
ポニーに共通し特徴は、とても頭が良くて温厚な性格であることです。
持久力も素晴らしく、背中に人を乗せていても、100mを時速40kmで走ることが出来ます。
ちなみに、肩までの高さが143cm以上が馬、100cm未満がミニポニー、83cm以下がミニチュアホースになるそうです。
ポニーの歴史
ポニーは18世紀頃から、オーストラリアやイギリスの炭鉱で働いていました。
炭鉱で働くポニーを”ピットポニー”と呼び、何千万頭のポニーを1日8時間働かせていました。
ポニーの背の高さが地下道の高さに適していました。
ポニーは力持ちで身体が丈夫なこともあり、30トンの桶を引っ張っていました。
鉱山の中に馬小屋があり、炭鉱が休みのときだけ地上に出ることができました。
ですが、炭鉱事業の機械化やピットポニーの保護活動も始まり、炭鉱で働くポニーは1999年にいなくなりました。
代表的なポニー
世界中に生息しているポニーはたくさんの種類があります。
ここでは、代表的なポニーをご紹介します。
シェトランドポニー
シェトランドポニーはイギリスのシェトランド諸島が原産です。
寒いシェトランド諸島に住んでいるため、分厚い毛と長いたてがみが特徴的で足は短めです。
体高は70cm~107cmの小型です。
シェトランドポニーは身体が丈夫で力強く俊敏に動けます。
ハフリンガー
ハフリンガーはオーストリアやドイツのバイエルン地方が原産です。
体高は約130cmです。
ハフリンガーの特徴は美しい容姿です。
毛色は栗毛でとっても綺麗なんですよ。
病気にもなりにくく、力があってたくましい身体をしています。
日本にも輸入されているポニーです。
ウェルシュマウンテンポニー
ウェルシュマウンテンポニーはイギリスが原産です。
体高は約120cmです。
元気いっぱい活発な性格で賢く、勇敢さを持っています。
乗馬やサーカスやイベントのショーなどに使われています。
フェルポニー
フェルポニーはイングランドのペナイン山脈が原産です。
体高は約130~140cmです。
毛色は栗色ではなく、青や灰色です。
寒さに強いフェルポニーは身体が強く、丈夫です。
足場の悪いところでも上手に歩くことが出来ます。
一週間で400km歩くことのできる脚力があります。
郵便配達もしていたほどです。
フェルポニーは賢くて穏やかな優しい性格です。
モウコノウマ(蒙古野馬)
モンゴルに生息している馬でがっしりとした身体つきです。
東アジアでの馬の起源となっているのがモウコノウマです。
体高1.2~1.4mで体重は200~300㎏ほどです。
日本在来馬
日本在来馬とは古くから日本にいる馬の種類で、日本に8種類います。
日本在来馬はすべてポニーになります。
北海道和種(道産子)、御崎馬、対州馬、野間馬、トカラ馬、木曽馬、宮古馬、与那国馬です。
ポニーの寿命は?
ポニーの寿命は平均で約30年と言われています。
最高で41年生きたポニーもいるそうです。
ちなみにシェトランドポニーは30年以上生きるのが普通です。
小屋と10畳ほどの庭が必要ですが、ポニーはペットとして飼うことも出来ます。
ポニーは寿命が長い動物なので、ポニーと一緒に長い時間をゆっくり過ごすのも楽しそうですね。
(ライター 雲呑)