イタチの仲間である「フェレット」は人懐っこくてとっても可愛い小動物です。

ペットとして飼うこともでき、とても人気があります。

そんなフェレットの寿命について調べてみました。

フェレットの生態

「フェレット(ferret)」は、イタチ科に属する小動物です。

フェレットはもともとヨーロッパケナガイタチか、ステップケナガイタチが改良されたものであると言われています。

フェレットの歴史は古く、おおよそ3000年前から飼育されていたそうです。

フェレットはヨーロッパで昔から狩りに使われていました。

 

ウサギ狩りの際に活躍してくれます。

今でもオーストラリアやイギリスではフェレットを狩りに使っているそうですよ。

 

その他にも猫やネズミの退治、狭いところの掃除、電気の配線などのお手伝いをしてくれます。

そしてフェレットは毛皮も使われています。

体長は大人のフェレットで35~50cmで、オスよりメスのほうが小さめです。

毛の色は種類によって様々で、茶色や褐色、白色などです。

 

歯は上下合わせて36本あります。

身体が柔らかいので、柔軟性があります。

 

嗅覚と聴覚は優れていますが、視力はあまりよくありません。

動体視力はあるので、動くものに反応することが出来ます。

体温は38度あるのですが、フェレットは体温調節ができないので、40度を超えることもあります。

フェレットの魅力

フェレットの性格は活発で好奇心旺盛でとても頭が良いです。

人懐っこいフェレットは、猫よりも人間にも懐きます。

 

トイレのしつけもきちんと覚えることができ、ちょっとした芸も覚えることが出来ます。

YouTubeなどで、フェレットが芸をしている動画をたくさん見かけることが出来ますよ。

 

普段の鳴き声もあんまり大きくないので、ペットとして飼った場合でも近所迷惑になることもありません。

すっごくビックリしたときや痛いときは「キャン!」っと、犬が吠えるときのような声の大きさを出すことがあるそうですが、これは稀です。

 

遊んでいて楽しかったり、機嫌の良いときは「クックックッ」「コッコッコッ」と鳴きます。

機嫌が悪く威嚇しているときは「シャーッ!」「シーッ!」っと鳴きます。

 

生後3ヶ月頃までの赤ちゃんフェレットは甘えて「ワンワン」「キューン」などのベビー鳴きをします。

ペットとして迎え入れると、飼い主さんに懐いてくれてとっても可愛いんですよ。

飼い主さんと遊ぶことが大好きで、時には飼い主さんが着替えているズボンの中に進入してきたり・・・

その姿がとっても愛らしいんです♪

フェレットの寿命

フェレットの寿命は平均7~10歳です。

4、5歳ぐらいで亡くなってしまうフェレットが多く、10歳まで生きたフェレットは長生きしたことになるんですよ。

 

イギリスで飼育されているフェレットの寿命は8~10歳で、狩猟用のフェレットは10~12歳だそうです。

フェレットは産まれてから1歳までの間にものすごく成長します。

 

4歳になるともうシニアになってしまいます。

日本でペットとして飼えるフェレットは、去勢手術を受けています。

 

その時のストレスなどで寿命に影響が出てしまうらしいのです。

そしてフェレットは病気になりやすく、身体が弱いのです。

フェレットは食べ物・運動量・生活環境など、フェレットの生き方で寿命が変わります。

  • フェレットに合った食事を食べさせること
  • 1日1時間は運動させること
  • 病気に早く気づいてあげる又は定期健診を受けること

上記の3つがフェレットが長生きする秘訣になります。

過去に15年、20年と長生きした例もあるそうなので、フェレットは手をかけて大事に育ててあげると良いのかもしれません。

フェレットにいつも気をかけて、愛情をたくさん与えてあげることが大切です。

(ライター 雲呑)