サザンカは漢字だと『山茶花』と書きます。
由来は山に生えている茶の花と言う所から来ています。
本来は『サンザカ』と読むみたいなのですが、いつからかサザンカと言われるようになったそうです。
サザンカはツバキ類の事をさしていて、別名ヒメツバキとも言われているんだとか。
他にもイワハナビやコツバキやヤブサザンカなどの呼び名もあります。
少し前置きが長くなりましたが、今回はサザンカについて詳しく紹介していきます!
サザンカの生態や花の特徴
日本原産のサザンカはツバキ科のツバキ属の花です。
サザンカは日本では山口県・四国南西から九州中南部・南西諸島
国外では、西欧・台湾・中国・インドネシアに分布しています。
熱帯から亜熱帯に生えており温帯に耐えられる珍しい種なんだそうです。
木の高さは2~12mで、11月~3月にかけて花が咲きます。
サザンカの花の色は赤やピンクの印象が強いですが、品種によっては白などもあります。
種類の数は現在分かっているだけでも300種類以上はあるそうです!
花の特長は、サザンカはツバキ属ですがツバキのように筒状にならず、横に広がるように咲きます。
ちなみに花が咲く前の葉っぱの状態の時は、葉の先が尖っていてぎざぎざがあるのが特徴です。
花が満開に咲き終えると花弁が一枚一枚パラパラと散っていき、その後に実が出来ます。
この実の油は髪に良いらしくシャンプーなどに配合されているんだそうですよ!
他には料理の時にサザンカの実の油を使うととても美味しく出来上がるんだとか。
余談ですが、サザンカは少し危険な所もあって
サザンカの葉を大好物としているチャドクガが生息している場合があります。
チャドクガの毛には毒が含まれているので、サザンカの木の下や近くを通った時にチャドクガの毛が人の肌に落ちてくるだけでアレルギー反応を起こすこともあるんだそうです。
なのでサザンカがまだ葉の状態の時期は、木の側を通るとき気を付けた方が良いですよ!
サザンカの花言葉・誕生花~どんな時にどんな相手に贈るのがオススメか~
サザンカの基本的な花言葉は「困難に打ち克つ」「ひたむきさ」「理想の恋」という意味が込められています。
この3つのキーワードは、花の色や種類は関係無くサザンカ全てに共通する花言葉となっています。
【種類別 花言葉】
赤い花のサザンカ⇒謙遜、あなたは美しい
白い花のサザンカ⇒愛嬌、あなたは私の愛を退ける
ピンクの花のサザンカ⇒永遠の愛
【誕生花】
11/16・11/17 ・11/5⇒赤、白、ピンクの花のサザンカ
1/12⇒ハルサザンカ
サザンカは愛を伝えたい人に贈ると良いでしょう!
愛する人にプロポーズしたい時なんかに、花言葉の「あなたは美しい」や「永遠の愛」などのキーワードをメッセージに書いて贈ってあげるときっと喜んでもらえると思いますよ。
逆に誕生日などのお祝い事で友人に贈るのにはちょっと向いていない花かも知れません…。
恋人同士や夫婦なら良いですが、ただの友人となると花に込められているメッセージが重すぎて引かれちゃうかもです。
サザンカについてのまとめ
サザンカについて良く知る事が出来たでしょうか?
ちなみにサザンカがヨーロッパに広まったのは、昔ある一人の日本人がサザンカの美しさに惹かれ
それをヨーロッパに持ち込んだ事がキッカケだと言われています。
英語名でも「Sasanqua」と言われ、和名をそのまま使われています!
サザンカは初心者でも結構簡単に栽培出来るので、ガーデニング好きの方にも人気ですよ。
花びらが散る季節になると庭にサザンカの絨毯が出来て美しいです。
もし興味がある方は栽培してみて下さいね。
ライターMISAKI