アロワナという名前を聞いたことがありますか?

聞きなれない名前・・という人もいるでしょうか。実は日本でも愛好者の多い魚なんです。

アロワナの生態

アロワナはアロワナ目アロワナ科アロワナ亜科に属する大型の古代魚の総称をいいます。

南アメリカやオーストラリア、東南アジアの淡水に生息しています。

食性は肉食ですが飼育環境下では性質は穏やかです。

小型の魚を丸呑みするので、下あごがせり出していて、大きく口が開きます。

 

水面より上にいる虫にとびついて捕食することが出来ます。

体半分より後ろに尾に続く背びれや尻びれを持っていて、ウロコは大きくて濃淡や色彩がはっきりしています。

繁殖は少し変わっています。メスが産卵した卵をオスが口の中に入れて40日間、卵は孵化するまで守り続けます。

アロワナの種類

アロワナには代表的ないくつかの種類があります。

シルバーアロワナは体長が1mほどにまで成長する種類で、生息域は南米のアマゾン川の上流からから優まで、ペルー、ブラジル、南米ギアナなどの広範囲にわたります。

 

本流よりは支流はよどんだところに生息していて、水質は中性から弱酸性の軟水を好みます。

稚魚が台湾やマレーシア等の養殖場で育てられていて、毎年年明け頃から輸入されます。

 

ブラックアロワナはシルバーアロワナと体型がよく似ていますが、弱酸性の水質を好み、導電率のかなり低い、ブラックウォーターと呼ばれる水域に生息しています。

アジアアロワナは体長が60~70㎝。

ワシントン条約の絶滅危惧種に指定されていて、原産地のインドネシア、マレーシアなどからの輸入は指定された輸出施設からの養殖個体だけが認められています。

アロワナの飼育

アロワナは飼育方法が確立されていて、日本でも多くの愛好者が飼育しています。

シルバーアロワナなどが多く飼育されているようですが、水槽は初めから大型のものを用意した方が良さそうです。

 

1~2年ほどで最大のサイズに大きく成長しますから、最低でも120㎝のサイズを用意しましょう。

小さいころから大きな水槽で飼っていると、成長も早く、色の発色も良いと言われています。

 

水のろ過が必要なため、丈夫色かオーバーフロー式のろ過装置を用意しましょう。

大きな魚なので、水を汚すスピードは速いです。サンゴなどを入れてやると、PHの急降下を防いでくれる効果があります。

定期的なエアレーションもオススメです。

 

野生下ではジャンプしてエサを採るような習性を持っているアロワナ。

飼育していて、ジャンプし、外に飛び出してしまって死んでしまうなどというケースも少なくないようです。

 

水槽にはあらかじめ蓋をしておくのが賢明。

この時にガラスの蓋だと割ってしまう危険際があります。

 

アクリル製のものを使い、しっかりと重しをしておくことをオススメします。

水中の蛍光灯も準備しておくと良いでしょう。

 

水中蛍光灯は体全体に光が当たり、より、綺麗な色を強調できるアイテムです。

アロワナの飼育を満喫できることは間違いなしです!!

エサは配合飼料などが売られています。その他にコオロギ、ミルワーム、ムカデ、ザリガニ、冷凍小エビ等、なんでも食べます。

アロワナの寿命

ところで・・・・アロワナの寿命ですが、アロワナの寿命は10年ほどと言われています。

上手に飼えば、たっぷりとアロワナとの時間を楽しむことが出来るということです。

小さいうちから大きく育てて飼育を楽しんでみてくださいね。

アロワナのまとめ

アロワナはアロワナ目アロワナ科アロワナ亜科に属する大型の古代魚

食性は肉食ですが飼育環境下では性質は穏やか。

メスが産卵した卵をオスが口の中に入れて孵化するまで守る。

アロワナの寿命は10年ほど。

(ライター ナオ)