この時期本当に厄介なコバエ。
気をつけても気をつけてもなぜか出てくる・・・・・1匹、目にしたりすると気になって仕方がなくなります。
そんなコバエをめんつゆで退治できるって本当でしょうか?
台所に出るコバエの正体と生態
台所に出るコバエの種類は主に3~4種類と言われています。
一つはショウジョウバエ、もう一つはノミバエ、そしてチョウバエとチビクロバネキノコバエ。
よく耳にするお馴染みのものもいますが、初めて聞くハエの種類もあるのでは?
今回はこの4種類のハエについて詳しくみていきます。
ショウジョウバエはショウジョウバエ科に分類されるハエで日本には8亜種が生息していると言われています。
家の中に入ってくる種類は体長が2~3㎜程度で網戸などの網もすり抜けてしまうほどの大きさです。
果物や野菜、アルコールなどが好物で、ごみ箱などに沢山の卵を産みます。
産卵のスピードは毎日30個ほど、孵化するまでには10日しかかからず、みるみるうちに増えていく厄介者です。
ノミバエはショウジョウバエと同じく体長が2~3㎜、こちらも非常に小さい種類ですが、ショウジョウバエと違うのは調理した料理や動物のフンなどが好物ということ。
室内で犬や猫を飼っている方のお家に出やすいハエです。
チョウバエは他の2種類よりも若干大き目で体長が3~4㎜。
発生源は排水管です。
チビクロバネキノコバエは観葉植物などの土や雨どいなどにできた苔などが発生源です。
体長は1~2㎜と非常に小さく、メスは地表付近を飛んでいますが、オスは活発に空中を飛び回ります。
家屋周辺に緑が多い所や、庭の植物や野菜などに堆肥や有機肥料を使っている場合、家の中に観葉植物がある場合などは注意が必要です。
それぞれのハエの対策
では、それぞれのハエについての対策を見ていきましょう。
まず、ショウジョウバエ。
とにかく生ごみなどやゴミ箱などには蓋をすることが必須。
野菜なども傷みを発見したらすぐに処理してしまいましょう。
調味料なども危険です。醤油、ラー油、サラダ油などは蓋をしっかりするか、冷蔵庫に入れておきましょう。
アルコールなども好物ですので空き缶、あきびん、ペットボトルなどにも注意が必要です。
捨てる時には綺麗に洗うようにしましょう。
次にノミバエ対策。
作った料理はそのまま放置しない!!
動物のフンは見つけたらすぐに処理する!!
チョウバエは排水管をこまめに掃除することが必要になってきます。
この場合、薬剤を使うのは最も効率的な方法ですが、熱湯や氷を使った方法もあるようです。
大量の氷を排水管に流し込むことで、菌を死滅させるという作戦。
熱湯だと塩ビ管などはゆがみの原因になるので、60℃以上の熱湯は危険です。
最後にチビクロバネキノコバエ。
観葉植物の肥料などは液体のものを使うようにすると良いかもしれません。
くれぐれも栄養たっぷりの肥料をハエの止まりやすい表面に長時間放置するようなことは避けましょう。
噂のめんつゆトラップ
この厄介なコバエたちを家にあるめんつゆで退治することが出来るようです。
トラップは簡単。
アルミカップや紙コップなどに1㎝ほどの水を張ります。
そこにめんつゆを3~4滴と洗剤を1滴流し込んで放置しておくだけ。
ハエはめんつゆにひかれてやってきますが、洗剤が入っているので、表面の脂分が洗剤によって流され、溺死してしまうという仕組み。
一日で成果が出ない場合は数日間、放置しておいてみてください。
めんつゆが発酵して、更に強力なトラップになります!!
コバエのまとめ
家の中にでるコバエは4種類。
繁殖力が高く、増えやすい。
めんつゆのトラップで退治できる種類もいるので、お試しあれ!!
(ライター ナオ)