私達の身近に生息している「ハエ」
ハエはよく見かけますが、ハエの卵は見たことがありますか?
ハエの卵は放たらかしにしていると、ハエが大量発生してしまうんです!
ハエの卵の特徴と見分け方について、ハエの生態と共に詳しく調べていきたいと思います。
ハエとは?
「ハエ(蝿)」とは、ハエ目ハエ亜目ハエ下目の昆虫です。
日本では約3000種類のハエが生息しています。
日本ではほとんどの地域で見ることができます。
私たちがよく見かけるハエは「イエバエ」です。
ハエの大きさは、体長が10ミリぐらいです。
体の色は黒色で、全身に細かい毛が生えています。
複眼は大きいですが、触角は短いです。
ハエは翅を2枚しか持っていません。
ハエは手足を擦る仕草をします。
これは手足を擦って付着物を落としている仕草です。
ハエの手足は窓や壁にピッタリ止まれるように、粘着物質が分泌されています。
また、ハエの手足は味覚を感じ取る感覚器官なので、手足を綺麗にしなければいけないのです。
ハエの天敵はカエルやトカゲ、蜘蛛などですが、ハエが一番恐れる天敵は、ガイマイゴミムシダマシです。
ハエの寿命は約2ヶ月ぐらいだといわれています。
ハエの卵の特徴と見分け方
ハエの卵は種類によって変わりますが、ハエの卵はだいたい1ミリぐらいの大きさです。
卵の色は乳白色で、ゴマのような楕円形の形をしています。
1匹のメスが一度に50~150個卵を産みます。
ですので、ハエの卵の見分け方は、乳白色のゴマのようなものがたくさん集まっているのを見つけたら、要注意です。
ハエの成長
ハエは一生涯で数百匹の卵を産みます。
ハエは25度の気温が続くと卵を産みます。
一年でいうと、6月~7月、9月~10月の間に卵を産みます。
そして、ハエはたった一日で孵化します。
孵化してから1週間で成虫になります。
成虫になってから4~5日で卵を産めるようになります。
ですので、ハエを放置していると、ハエが大量発生してしまうのです。
ハエが卵を産む場所
ハエが卵を産む場所は、ハエの種類によって変わります。
ですが、腐った食べ物や動物の糞などに多く産み付けます。
家の中では、排水口や生ゴミ入れの三角コーナー、お風呂場やトイレなどで卵を産みます。
観葉植物などにも産み付けるんですよ。
ハエが卵を産まないようにするには、ハエが好む環境を作らないことです。
腐った食べ物は早く処分し、部屋にゴミを溜めたままにしないようにしましょう。
定期的に掃除を行い、清潔にすることが一番大切です。
ハエの卵の駆除方法
熱湯
ハエの卵は熱湯に弱いです。
ですので、熱湯をかけると駆除することができます。
熱湯の温度は60度以上が適しています。
熱湯をかけても大丈夫な場所で行いましょう。
処分
ハエが活動的になりやすい時期には卵を産みつけられやすいです。
生ゴミ、腐った食品、動物の糞などはこまめに処分するようにしましょう。
拭き取る
ハエの卵は小さくて見つけにくいことあります。
ですので、掃除のついでに定期的に拭き掃除をして駆除しましょう。
拭き掃除をしたときにハエの卵が雑巾にくっ付いたら、雑巾ごと熱湯消毒したり、処分したりしましょう。
殺虫剤
ハエだけではなく、ハエの卵にも効果のある殺虫剤を使って駆除しましょう。
ハエの忌避成分を含んだ殺虫剤を使うのも良いですね。
ハエの卵の特徴と見分け方について まとめ
ハエの卵の特徴と見分け方について、ハエの生態と共に詳しく紹介してきましたが、いかがでしたでしょうか。
ハエの卵は1ミリぐらいの大きさです。
乳白色でゴマのような形をしています。
ハエの卵は数が多く、一度に50~150個産みます。
ハエに卵を産ませないようにするには、ハエが好まない環境を作ることが大切です。
掃除を定期的に行うことが一番です。
(ライター 雲呑)