モンシロチョウは子供の頃大好きな蝶々でした!
良く手で掴まえていたのですが、ただの蛾だったという経験を何度かしています…。
最近は昔ほど見なくなったような気がするのですが気のせいでしょうか?
今回はモンシロチョウの生態と飼育方法について書いていきますね。
白くて綺麗なモンシロチョウの生態や特長
元々モンシロチョウは外国に生息していた蝶々で、奈良時代に日本にやって来ました。
生息地はアジア・ヨーロッパ各地、日本では全国に生息していますが最も多く生息している場所は
北海道・本州・四国・九州・南西諸島です。
年に4~5回程発生するんですが、温暖地域での発生率はかなり高いようです。
建物が密集している都会よりは、山地や草地など開放的な場所を好む傾向があります。
体長は成虫で25~50mm、幼虫30mm程の大きさです。
モンシロチョウは幼虫のうちは、キャベツやブロッコリーなどのアブラナ科の植物を食べます。
成虫になると、花の蜜を餌にします。
モンシロチョウの幼虫は畑や家庭菜園をしている人にとっては非常に迷惑な幼虫で、育てた野菜を食べられたりなどの被害を受ける方も多いんだそうです。
モンシロチョウの天敵は、昆虫類や鳥類や爬虫類です。
蝶々は危険を察知しても素早く逃げる事が出来ないので敵に捕まえられやすいです。
モンシロチョウは年に何度かの繁殖期があり、一度に50~200程の卵を産みます。
ちなみにメスは一度交尾を済ませると、別のオスが誘ってきても拒否のポーズをして断ります。
でもオスがあまりにしつこく求めてきたら交尾を許すメスも稀にいるんだそうです。
モンシロチョウのメスはガードが堅いのでオスは大変ですね!
寿命は40日~50日生きるとされています。
モンシロチョウの幼虫の見つけ方と飼育方法
モンシロチョウを飼育するならまずは卵か幼虫を捕まえなければいけません。
見つけ方のポイントは、モンシロチョウが飛んでいる周辺の葉の裏やキャベツやブロッコリーを育てている畑を調べると見つかる可能性が高いです!
卵は黄色かオレンジ色をしているので見つけたら手で触らず、そのまま葉っぱをちぎって持ち帰りましょう。
幼虫がいる所の葉は所々かじられて穴が空いてるので分かりやすいと思います。
卵から幼虫になるまでは一週間、幼虫から成虫になるまでは一ヵ月、成虫から死ぬまでは一週間から二週間です。
モンシロチョウは幼虫時代が一番長いので沢山可愛がってあげて下さいね!
準備するもの
- 飼育ケース(虫カゴでOK)
- 敷物
- エサ
モンシロチョウを育てるのに準備するものはこれだけあれば十分です。
モンシロチョウは自分の排泄物を間違って食べたりして病気になったりする事もあるので
吸収性のある敷物を敷いてあげて、ケースの中が汚れないように清潔さを維持しなければいけません。
エサはキャベツやブロッコリーの葉や小松菜が好物なので、新鮮な物を与えてあげて下さい。
出来れば無農薬の野菜が良いそうです!
もし食べ残しがある場合は直ぐに捨てて、傷んだり腐ったものを食べないように気を付けてあげて下さい。
室内温度は低すぎても高すぎても良く無いので大体25~27度くらいを維持するのが良いでしょう。
体調が悪くなると餌を食べなくなるなどの行動が見られるようになるので、よく観察して温度などに気を付けると良いでしょう。
無事に成虫になれるように大事に育ててあげて下さい!
モンシロチョウについてのまとめ
モンシロチョウの幼虫は害虫と呼ばれたりもしますが、成虫になってからの命の短さを考えると
駆除したりするのは少し可哀想に思えますね…。
もし庭や畑で幼虫を見つけたら飼育してみては如何でしょうか?
結構愛らしくて可愛いですよ!
ライター MISAKI