皆さんはエボシガイを見た事がありますか?
沢山集まっている様を見るとちょっとゾワゾワしてしまうエボシガイ!
集合体恐怖症の方にとっては耐えられない光景だと思います…。
震災直後に日本からアメリカに流れ付いた船にエボシガイがびっしり付いている写真が有名ですね。
その写真では、すっかり船の面影は完全に消えていましたが…。
今回はエボシガイの生態や特長などについて紹介していきますね。
集まっている姿はまるでエイリアンのようなエボシガイ!生態と特長
名前の由来は、烏帽子に似ている事からエボシガイという名が付けられました。
エボシガイは名前や見た目からは貝の仲間かなと思いますが、フジツボの仲間で甲殻類に属しています。
生息地は全世界の海に生息していて、とにかく色々な物に付着します。
時にはボートや空き瓶などに付着しながら世界の海を自由気ままに漂流します。
エボシガイが密集してくっ付いている光景は、写真で見るだけでも結構な迫力があるのですが、動画などで見てもらえれば分かると思いますがニョロニョロと動いていて鳥肌が立ちます。
見た目は白っぽい色をしているのが特徴で、殻の大きさは5㎝から6㎝程、殻の中から伸びている肌色の柄の部分は伸縮性があり10㎝から30㎝まで伸びるものもいます。
何かに付着する前は海の中を漂っていますが、一度物に付着すると二度とその場を離れる事は出来ません。
しかし柄が伸びている部分は自由に移動出来るみたいです。
エボシガイが栄養源として海水中を漂うプランクトンを食べています。
特に攻撃性は無く、毒を持っている訳でも無いので、見つけたときは触っても大丈夫かと思いますが、触る以前に後ずさりしてしまうと思います。
エボシガイにオス・メスの区別はありませんが、繁殖する時は他の個体と交尾して繁殖します。
エボシガイは未知の生物として扱われているのか、分からない情報も多々ありますが
気持ち悪いと思われているのは確かなようです…。
エボシガイが与える被害とは?食べると美味しいのは本当か?
エボシガイは船や漁業の網などにも付着して時々人を困らせます。
一匹二匹ならまだしも、一気に大量に付着してくるのが嫌な所ですね。
船乗りの方達は定期的にエボシガイを取る作業をしているみたいです。
この作業をして置かなければ、エボシガイが付着している事によって船のスピードが落ちたり錆び付いて故障の原因になったりもします。
漁業の方も、網にエボシガイが付着する事から被害に合ってる方も多いんだとか。
海の仕事をしている方からは嫌われている存在なんですね。
さて、そんなマイナスイメージが強いエボシガイですが実はかなりの美味なんだとか!
特にお味噌汁の具にして食べるのが一番美味しいみたいです。
見た目はあまり良く無いので食べるのに少し勇気が入りますが、特に臭みなどは無く甘みがあってクセになる味なんだそうですよ。
もし興味がある方は、チャレンジしてみては如何でしょうか?
ただ海のものなので、食あたりにならないように新鮮なうちに食べて下さいね
エボシガイについてのまとめ
今回はエボシガイについて紹介しましたが如何でしたでしょうか?
皆さんはエボシガイ平気でしたか?
私は個人的には正直、苦手なタイプの生き物でした。
でも少し味は気になるので、エボシガイのお味噌汁を食べてみたいなとは思います!
この記事を読んでエボシガイに興味を持たれた方は、エボシガイと検索すると沢山の写真や動画が出てくるので観察してみて下さいね。
冒頭で書いた、日本からアメリカに流れ着いた船の写真も中々インパクトがあるので是非見てみて下さい!
ライター MISAKI