皆さんはイソガニを知っていますか?

茹でたり揚げたりすると綺麗な赤色になる事から花咲ガニとも言われています。

 

イソガニは味噌汁にして食べると凄く美味しいんだそうです。

他にもイソガニを素揚げにして食べる方法なんかもありますよ。

今回はイソガニの生態や飼育する方法について紹介していきますね!

イソガニってどんなカニなのか?生態と特長

イソガニの生息地は中国東岸・東南アジア・オーストラリア・ハワイまでの西太平洋沿岸部、国内では日本各地にいますが主に北海道以南に多く生息しています。

普段、海辺や石の隙間や磯の間に隠れている事が多いのでイソガニという名前が付けられたみたいです。

 

イソガニは綺麗好きなので海水が綺麗な場所で生活しています。

水の変化に敏感で、汚染や温度が急激に上がると弱ってしまいます。

 

見た目は、通常色は灰色に近い色をしていて、左右同じ大きさのハサミを持っています。

甲羅が四角形になっていて足に縞々模様が入っているのが特長です!

 

イソガニの性格は気性が荒い所があり、餌や縄張りを巡って仲間同士で争う事もあるんだそうです。

雑食性で、海藻・小魚・ゴカイ・貝類などを好んで食べます。

 

イソガニの体長は、6㎝程しか無いので敵に狙われやすく、危険を察知したら素早く逃げる術を持っています。

ちなみにイソガニの大敵は、鳥類・クロダイ・タコです。

 

これだけ自分の体より大きい敵だったら、ハサミで攻撃しても負けてしまうのが目に見えているので逃げるしか無いですよね…。

イソガニの繁殖は4月から8月に行われ、メスの産卵ラッシュが始まります。

 

イソガニのメスの面白い所は、通常オスと交尾して子供を作りますが、オスがいなくてもメス単独で子供を作る事が出来るんです。

ただこの場合、産卵までは出来ますが無精卵なので卵が孵化する事はありません。

 

イソガニの卵は孵化した直後はプランクトンとして海の中を漂うのですが、大人になるまで生き残れるのはごく僅かで、ほとんどがプランクトンを餌にしている生き物に食べられてしまいます。

 

残酷ですが、こればっかりはどうしようもありませんね。

寿命は大体3年程ですが、産卵経験があるイソガニのメスは産卵を終えた半年後から1年の間に死にます。

ペットとしてイソガニを育ててみよう!飼育方法

イソガニは食用としてで無く飼育目的で飼われている方もいます。

捕まえる時のコツは、大体石の下や隙間にいるのですがいきなり捕まえようとしても素早く逃げてしまうので、見つけたら貝や魚の身を釣り糸の先に仕掛けておびき寄せると良いでしょう。

 

他にも近寄ってきたところで光を当てて目が眩んでる所を狙って捕まえる方法もあります!

素手で触ったり無茶な捕まえ方をすると弱ってしまうので気を付けて下さい。

 

イソガニは真水や塩分が多すぎる水の中では長生き出来ません。

なるべく本来の生活環境に近い状態を作ってあげなければ行けないのですが中々難しいと思うので、ペットショップなどに置いてある人工海水を使ってあげると良いですよ!

 

水の量は軽く石がつかるくらいで、後はイソガニが隠れる場所や砂などを敷き詰めてあげて下さい。

イソガニを飼うにあたって一つ気を付ける事は、一つの水槽で複数飼いせずに一匹だけにした方が良いみたいです。

 

仲間同士で争う事もあり、それで死んでしまう事があるからだそうです。

餌は、しらすやアサリが大好物なので与えてあげて下さい。

 

食べ残しがある場合は、水が汚れるといけないので直ぐに捨てましょう。

もし脱皮をし始めたら生活環境が整っている証拠なので、イソガニが快適に暮らせるように大事に育ててあげて下さいね。

イソガニについてのまとめ

今回はイソガニについてまとめてみました。

食べてみても良し、飼育してみても良し!

貴方はどちらにしますか?

ライター MISAKI

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