旅行に行くとお土産選びも楽しいですよね。

お土産屋さんに行くと、その土地の有名なものが並んでいます。

 

そんな中、お土産屋さんで「まりも」が売られているのを見ることがありますが、あの「まりも」は生き物なのでしょうか?

まりもの正体について、詳しく調べていきたいと思います!

まりもとは?

「マリモ(毬藻)」とは、淡水生の藻です。

動物でもなく植物です。

まりもはヨーロッパ、ロシア、北アメリカなどに分布しています。

日本にもまりもは生息していて、北海道と東北地方などに分布しています。

まりものなかでも大きな球状の集合体を作るのは、阿寒湖と小川原湖のまりもだけです。

阿寒湖に生育するまりもは、とても美しい球体を作るので、日本の特別天然記念物に指定されています。

まりもの生態

マリモは球状の形を作ります。

小さな糸のような藻が絡み合って、毬のようになるので「まりも」です。

 

まりもは硬いので、手で触るとチクチクします。

まりもは基本的に淡水で生活します。

 

ですが、海水が混じっている汽水域でも生きることができます。

まりもは耐暗性と耐冷性があり、マイナス20度でも耐えることができます。

ですが、暑さにはとても弱いです。

 

気温は35度までが精一杯です。

まりもは光合成をしないと生きていけません。

マリモは基本的に水に浮かないといわれていますが、光合成をたくさんしているときには、まれに浮くことがあります。

 

阿寒湖のまりもは強風で波が揺れて、まりもが球状になります。

30センチぐらいの大きさになるそうです。

 

大きくなったまりもは、ばらばらになります。

ばらばらになったまりもは、新しく球を作るために、成長していきます。

まりもはばらばらになりながら、数を増やしていきます。

お土産屋さんで売っているまりもは生き物なのか?

お土産屋さんで売っているまりもは、生きているものとそうではないものがあります。

キーホルダーなど、密封されているまりもは生きていないようです。

 

ちゃんと、生きているまりもを売っているお店もあります。

生きているまりもは、瓶に入っていて、水替えができるようになっています。

お土産のまりもの真実

売られているまりもは、丸い形をしていますよね。

実は丸い形をしたまりもは、人工的に丸められているのです。

 

養殖まりもとして売られているものは、養殖したまりもではないのです。

天然まりもとして売られているものは、天然のまりもではありません。

 

富士まりもは、富士五湖のフジまりもではありません。

どれも、輸入されたまりもです。

 

日本のまりもは数が少なく、天然記念物に指定されているものもあるので、日本産のまりもを販売するのはなかなか難しいそうです。

ちなみに、キーホルダーなどに使われているまりもは、造藻の可能性が高いです。

まりもの育て方

まりもは植物なので、光合成をしながら育ちます。

まりもを育てるには、きれいな水と光が大切です。

 

また、まりもを大きく育てたい場合は、水槽に水草と熱帯魚とまりもを飼うと良いそうです。

3か月ぐらい経つと、一回り程大きくなるそうですよ。

お土産屋さんで売っているまりもは生き物なのかどうかについてのまとめ

まりもの正体について詳しく調べてきましたが、いかがでしたでしょうか?

まりもの正体は「藻」です。

そして、お土産屋さんに売られているまりもは、生きているものとそうでないものがあります。

 

キーホルダーなど密閉されて売られているものは、生きてないようです。

生きているまりもを販売しているお店も、もちろんあります。

 

お土産に生きているまりもを貰ったら、大事に育ててあげましょうね。

まりもを見ているだけで、癒しになりますよ。

(ライター 雲呑)