皆さんはポリプテルス・ビキールビキールという熱帯魚をご存知ですか?
あまり聞きなれない熱帯魚なので知らない方も多いと思います。
ポリプテルス・ビキールビキールは現在まで姿形をあまり変化させずに生き残って来たという事で「古代魚の生き残り」や「生きている化石」などとも言われています。
2006年にはチャドで中新世後期の地層から全身化石が発見されたそうです。
今回はそんな謎多きポリプテルス・ビキールビキールの生態や特徴、そして飼育方法などを紹介していきたいと思います。
ポリプテルス・ビキールビキールって一体どんな生き物?~生態と特徴について~
ポリプテルス・ビキールビキールの生態は、ポリプテルス目・ポリプテルス科に属する魚類の総称です。多鰭魚(たきぎょ)という古称もあります。
多鰭類で最も古く分岐したグループとされていますが、ハイギョやシーラカンスといった肉鰭類に近緑とする見解もあります。
生息地は、熱帯アフリカ・ナイル川・コンゴ川などに生息しています。
日本には野生のポリプテルス・ビキールビキールは生息していないので、見たい場合はショップや水族館に行くしかないでしょう。
ポリプテルス・ビキールビキールの歴史は長く、およそ4億年前からその姿形・生態を変えずに現代まで生きていると言われているようです。
4億年前ということは、恐竜が存在するよりも前から生息していた事になりますね!
恐竜よりも前に存在していたとは、ポリプテルス・ビキールビキールってすごいんですね。
体の特徴としましては、これはポリプテルスに属する全てのものに共通するらしいのですが
沢山のエラがついていて、背中についているエラはひし形になっている事です。
この背中についているひし形のエラが名前の由来になっているとも言われています。
そして、対になっている胸ヒレと腹ヒレの付け根部分には筋肉が発達していて、その筋肉を使ってヒレの部分を腕のように使う事が出来るようです。
ポリプテルス・ビキールビキール魚類ですが、肺呼吸も出来るようになっています。
なぜ魚なのに肺呼吸も出来るのかというと、魚類と両生類に進化する上でこうなったようです。
食性は動物質の餌を好むようで、食欲は旺盛です。
主に、昆虫類・甲殻類・小魚・カエルなどを好んで食べて生活しています。
ポリプテルス・ビキールビキールの飼育方法~ポリプテルス・ビキールビキールの雑学~
ポリプテルス・ビキールビキールを飼育するにあたって頭に入れておかなければいけないのは、かなりの大型に成長するので、水槽は約120㎝以上のものを用意しておく必要があります。
水槽の中には砂利を敷き、ポリプテルス・ビキールビキールが隠れれるように水草なども入れておいてあげましょう。
水温は25度~27度を維持しておく必要があるので、温度計なども用意しておくと良いでしょう。
水温が急激に変化すると拒食状態になったり、体に不調が現れる場合があります。
餌は小魚や昆虫や甲殻類などをバランス良く与えてあげて下さい。
カエルも好物の一つなので、余裕があれば与えてあげると喜ばれるでしょう☆
もし他の熱帯魚と一緒に飼いたいなら、ポリプテルス・ビキールビキールは低層を泳ぐので、中層や上層を泳ぐ魚とは相性が良いかもしれません。
同じように低層を泳ぐ魚を入れてしまうと、餌と勘違いして食べてしまうことがあるので気を付けて下さいね。
ポリプテルス・ビキールビキールについてのまとめ
今回はポリプテルス・ビキールビキールについて紹介しましたが如何でしたでしょうか?
ポリプテルス・ビキールビキールは珍しい魚なのでそこそこの値段がしますが、もし興味がある方は飼育にチャレンジしてみて下さい!
ライターMISAKI