この世の中には姿かたちが似ている生き物がたくさんいますね。
その中でもトカゲなのにヘビのような格好をしたカナヘビとトカゲはとっても似ています。
ヘビかな?っと思ったら、なんか違うような・・・
トカゲとカナヘビの違いについて詳しく調査していきたいと思います!
トカゲについて
世界にはいろいろなトカゲがいます。
イグアナやカメレオン、ヤモリもトカゲです。
ですが今回は、カナヘビに似ていると言われている”ニホントカゲ”を参考に紹介していきます。
ニホントカゲは、トカゲ科トカゲ属の「トカゲ」です。
トカゲは基本的に地面に潜って生活しています。
石の多い場所も好きです。
トカゲを家で見かけるときは、よく戸の陰にいますよね。
それが名前の由来となり、「戸陰(トカゲ)」と呼ばれる様になりました。
素早く走るので、逃げるスピードがとっても速いです。
お腹を地面につけて歩くのが特徴です。
トカゲの寿命は長くても15年ぐらいです。
ニホントカゲは飼育する事も出来ます。
トカゲは土に潜るので、土を入れてあげましょう。
室温の管理をきちんとすることがポイントです。
トカゲの形態
トカゲの全長は約160mm~250mmで、体重は5g~20gほどです。
体の表面はツヤツヤとした光沢があり、触感はニュルっとしています。
ずんぐりもっくりとした体型をしています。
トカゲの子どもは体に3~5本の金色の線が入っています。
尻尾の先までの艶やかなメタリックブルーのカラーが特徴的です。
トカゲが大人になると、金の線は無くなり、体の色が茶褐色に変わります。
4~5月の繁殖期にオスは、顔やのどの辺りが赤やオレンジ色に変わります。
カナヘビについて
カナヘビは日本以外でもアフリカやヨーロッパなどにも生息し、26属280種程の種類がいます。
たくさんのカナヘビがいますが、ここでは日本で一番よく見かける”ニホンカナヘビ”を参考に紹介していきます。
ニホンカナヘビは、カナヘビ科カナヘビ属に属する「トカゲ」です。
名前に”ヘビ”と付いていますが、トカゲだったんですね。
普段は枯葉の下や石の隙間などで暮らしています。
4本の足で体を持ち上げて歩きます。
カナヘビの寿命は7年ぐらいです。
カナヘビも飼育する事が出来ます。
飼育する上では、お水や餌が重要になります。
カナヘビの形態
カナヘビの全長は約160mm~270mmで、体重は2g~8gほどです。
体の触感は、カサカサ・ザラザラしています。
細長くすっきりとしたスレンダーな体型をしています。
体の色は光沢のない灰褐色や褐色で、お腹の色は黄色や白色をしています。
指が5本あって、その中の1本がとても長いんです。
カナヘビは、体の3分の2を占める長さのある尻尾が特徴です。
ヘビにも間違えられるほどの長さの尻尾があるので、名前に「ヘビ」と付いているんですよ。
ちなみに舌もヘビと同じように舌先が2つに分かれています。
トカゲとカナヘビの違い
トカゲとカナヘビの違いを解りやすく説明すると・・・
トカゲの体は光沢がありツヤツヤしています。
ずんぐりとした体型でお腹を地面につけて歩いているのがトカゲです。
土に潜っているのもトカゲです。
カナヘビは、舌先がヘビのように2つに分かれています。
体が細長く、尻尾がとっても長ーいのがカナヘビです。
敵に襲われそうになった時には、両者とも自分で尻尾を切る事が出来ますが、
逃げ足はカナヘビよりトカゲのほうが素早いです。
子どものトカゲは尻尾が青いのでわかりやすいのですが、大人のトカゲとカナヘビの体の色が非常に似ているので、間違われる事が多いようですね。
一見とても似ているように見える両者ですが、詳しく見てみると全然違う特徴を持っていることがわかりました。
(ライター 雲呑)