湾曲したかっこいいノコギリが何ともかっこいいノコギリクワガタ。
男の子やマニアでなくても、そのかっこよさはわかります。
今回はそんなノコギリクワガタの採集方法についてご紹介します。
ノコギリクワガタって?
今更ですがノコギリクワガタは日本の代表的なクワガタの一種。
体長は24㎜~77㎜まで幅広く、一般的にはメスよりもオスの方が大型です。
北海道から屋久島まで日本の全地域、森林帯に限らず、都市郊外の小規模な林の中にも生息しています。
クヌギやコナラ、ミズナラ、ヤナギなどの広葉樹の樹液を好み、基本的には夜行性ですが、昼間でも木陰などに身を潜めている姿を見ることが出来ます。
顎の力が弱いと言われていますが、活発な性格で闘争本能が強いため、他のクワガタにも競り勝ち、生息数も多い種類です。
ノコギリクワガタの採集方法
そんなノコギリクワガタの採集方法をいくつかご紹介していきます。
〈昼間編〉
日中は木の葉っぱの影などに隠れていることが多いノコギリクワガタですが、よく目を凝らしてみると、以外にも見つけやすかったりします。
まず水辺の近くの雑木林を探しましょう。
あまり高度の高いところではなく、低地の方が良いようです。
雑木林の中のクヌギ、コナラ、ミズナラなどはドングリのなる木です。
他に、ヤナギやハンノキ、ニレなどにももいます。これらの木に樹液が垂れていたら、まさしくそこはクワガタスポット!!
樹液の側にいなくても、その木のどこかに隠れている確率は高いです。
まずは木の周りをぐるりと回って、葉っぱの影などを目で確認です。
ここでクワガタの存在を確認できたら、虫取り網などを使って捕獲。
次は、蹴り採集です。
木の幹を思い切り蹴飛ばすと、その振動で木の枝付近にいたクワガタたちが死んだふりをしながら落ちてきます。そこをゲットする超原始的な採取方法。
この場合重要なのが、落ちてきたクワガタをきちんと目視できる場所であるということ。
一瞬に集中して、落ちてきたノコギリクワガタの居場所を見逃さないようにします。
一発目の蹴りはとても重要。とにかく全身全霊の力を込めて幹をキックします。
一発目のキックで振動を感じるとクワガタたちは落ちまいとして、枝にしがみ付いてしまいます。
そうなると二発目ではなかなか落ちにくい・・・・少し時間をおいてからの2発目キックが有効かもしれません。
それでもダメな場合はトラップを仕掛けます。
昼間であれば、バナナトラップというのが一般的のようです。
バナナを掌中につけて発酵させ、香りが十分にするようになったらストッキングなどにそのバナナをいれ、木の枝につりさげておきます。
臭いに誘われ、汁を吸いにクワガタたちがやってくるというしかけです。
昼間に採集するのなら、時間帯は朝方から午前中が良いようです。
〈夜編〉
夜は明かりのあるところに集まる習性があるので、電柱の下や集会所の明かりの下などをさがしてみてください。
以外にもクワガタたちが集まっている中に、ノコギリクワガタもいるかもしれません。
もう一つはマニアの間では一般的なライトトラップです。
白いシーツに白い光を当て、底に集まってくる虫たちを採集するという原始的なトラップ。
強い光の方が集まってくるので、発電機などを使ってより強い光を当てるのが上級者のやり方のようです。
そこまでしなくても、家にある蛍光ライトをいくつか持って行って試してみる価値はあります。
クワガタだけでない色々な虫が集まってくるのは覚悟してくださいね。
以上、簡単にノコギリクワガタの採取方法をご紹介しました。
虫取りに出かける際には私有地には立ち入らないなどマナーをしっかりと守って、それから服装にも気をつけて、でかけてくださいね!!