アオカナブンは皆さんも見た事があると思います☆

全身が光沢感のある青緑色で、目につきやすい虫ですね!

 

カナブンはコガネムシ科の代表的な虫と言われていて、知っている限りでは20種類以上のカナブンがいるとされています。

そんなカナブンの生態や特徴とはどういったものなのでしょうか?

今回はアオカナブンの特徴や見分け方などについてまとめていきたいと思います。

アオカナブンってどんな生き物なの?~生態と見分け方について~

アオカナブンは、コウチョウ目コガネムシ科ハナムグリ亜科に属する昆虫です。

生息地は全国的に広く分布していますが、主に本州・四国・九州を中心に多く生息しています。

 

生活環境は、雑木林の林内や、その周辺で普通に見る事ができ、都会の公園や住宅街付近でも見かける事が出来ます。

日中は樹液に来たり活発に飛び回って活動していて、夜間になると灯火などに向かって飛んでくるので、車のライトと衝突して道路で死んでいる姿も度々見られます。

 

平均体長は22mm~30mm程の大きさです。

体の特徴としましては、頭部は四角く体全体で見ると丸っこい感じが特徴です。

 

体の色は、基本的には青緑色ですが、他にも茶褐色・赤褐色・濃藍色など、カラーバリエーションが結構豊富にありますね♪

普通の甲虫は、後翅を広げて飛ぶためには、上翅を立てないといけないのですが、カナブンは上翅を立てずに後翅を広げて飛ぶ事が出来るんです。

 

カナブンといっても他の種類との見分け方が中々難しいのですが、アオカナブンは上翅が縦長で、左右の後脚の基節が離れるのが大きな特徴と言えるでしょう!

形は一緒ですが、色が豊富にあるので、慣れるまでは見分けるのに苦労するかもしれませんね…。

 

アオカナブンが食べているものは、果実・クヌギ・コナラ・アキニレ・ヤナギ・樹液などを餌にして生活しています。

幼虫は、葛群落などの乾燥した環境に生息していて、腐植物を食べて生活しています。

 

雄雌の見分けかたとしましては、雄には腹側の下腹部の部分に縦筋のへこみがあり、雌にはそのへこみが無く平らになっています。

雄雌かどうか知りたい場合は、腹の部分を見れば一発で分かりますよ。

もし、飼育て繁殖させてみたいと思ったら、雌と雄を一匹づつ捕まえて持ち帰ると良いでしょう。

アオカナブンの採集方法

アオカナブンが採集できる場所は、平地性が強いですが高所でも見られます。

上記にも書いた、アオカナブンが寄り付く植物をよく観察してみると良いでしょう!

 

捕まえる時は、網などを使って捕まえる方法と、樹を蹴って落として捕まえる方法です。

しかし、アオカナブンは素早く危険を感じると直ぐに飛んで行ってしまうので、こちらも隙を与えないくらいのスピードで捕獲しなければいけません。

 

アオカナブンを捕まえるのにベストな時期は、5月下旬~9月下旬の間です♪

時間帯は、朝方~昼間にかけて行うのが良いでしょう!

アオカナブンを交尾・産卵させる方法

アオカナブンは簡単に繁殖させる事が出来る事を知っていましたか?

用意するものは、ケースと黒土マットをセットして、温度は25℃~28℃でキープ、水分はあまり与えずに様子を見ていると、産卵し始めます!

 

幼虫が生まれたら、黒土マットを引き詰めたケースに入れて、餌を与えておけば、上手く行けばアオカナブンの誕生です☆

初めての方は慣れるまで分からない事もあるかと思いますが、アオカナブンの生態をじっくり観察できるので、興味がある方は挑戦してみてください。

アオカナブンについてのまとめ

今回はアオカナブンについて紹介しましたが如何でしたでしょうか?

アオカナブンを含め、他にも綺麗で美しいカナブンが存在するので、是非他の種類も調べてみて下さいね。

ライターMISAKI