皆さんはアカズムカデという生き物を知っていますか?
漢字では『赤頭百足』と書き、赤色の頭を持つ百足という所から来ているようです。
百足というのはムカデを指す時に使うのですが、アカズムカデは21対42脚しかないんだとか。
アカズムカデはよくトビズムカデと似ているので間違われやすいですが。まったく違う種類です☆
さて、そんなアカズムカデの生態や危険性などはどういったものなのでしょうか?
今回はアカズムカデの生態、予防や駆除方法なども含めてまとめていきたいと思います。
アカズムカデってどんな生き物なの?~生態と生息地について~
アカズムカデは、オオムカデ目オオムカデ科に属するムカデです。
生息地は、北海道・本州・四国・九州・南西諸島などに広く分布しています。
生活環境は、雑木林や落ち葉の下や朽ち木の中や洞窟の中で生活しています。
基本的に、暗くて湿った場所を好むようで、直射日光が当たる場所を嫌うようです。
夏場になると、餌となるゴキブリなどを求めて度々家の中で侵入してくる事があります。
家の中では、靴の中やベッドなどの暗く湿気が集まりやすい場所に身を潜める事があるので注意が必要です。
平均体長は約4㎝~7㎝程で、普通のムカデよりは小型サイズです。
体の特徴としましては、頭部と脚部は赤色で、体の色は暗緑色をしているのが特徴です。
鋭い大アゴの側には毒を分泌する腺を持っています。
アカズムカデは、節足動物の中では比較的長寿と言われていて、5年~7年くらいは生きるとされています。
アカズムカデの毒は危険!?~毒の成分と危険性~
アカズムカデの毒の成分は、ヒスタミンや溶血毒などの、蜂が持っている毒とよく似ています。
このアカズムカデが持つ毒は強力で、噛まれると激しい痛みに襲われ、他にも痺れや灼熱感や紅斑が引き起こされます。
毒が体に回り重症になってしまうと、潰瘍化やリンパ管炎やリンパ節炎などが起こります。
ムカデが持つ毒には3つの要素があると言われていて、『ヒスタミン(アレルギーの原因物質)』と『酵素毒成分(毒の浸透・細胞の破壊)』と『セロトニン(ヒスタミン効果倍増)』です。
全身症状として、頭痛・発熱・嘔吐・めまいなどの症状が起こる事もあり、過去にムカデに噛まれたことがある方は、アナフィラキシーショックを起こす場合もあると言われています。
アカズムカデ含め、ムカデは基本的に触ったりすると危険という事を頭に入れておくと良いでしょう!
アカズムカデの予防と駆除方法
まず、アカズムカデを寄せ付けない方法を紹介しますね☆
- 家の周りに棲み家になるようなもの(レンガや石など…)を、置かないように整理整頓して置きましょう。
- 市販でムカデ専用の殺虫剤があるので、それをベランダ・玄関・窓・庭先などに散布しましょう。
それでも家の中に侵入された場合は、市販の氷殺型エアゾールを吹きかけるとムカデの動きが止まり、簡単に駆除できるのでオススメです。
駆除方法としましては、上記でも紹介したように市販のグッズを使うのも一つの手ですが、ムカデ駆除の業者さんに頼んだ方が確実に駆除出来ますし、寄ってこないように予防などもしてくれるので安心かもしれませんね♪
時期としましては、6月~7月・9月~10月あたりに姿を現し始めるので、その辺りの時期になったら殺虫剤を振りかけておきましょう。
アカズムカデについてのまとめ
今回はアカズムカデについて紹介しましたが如何でしたでしょうか?
私も二度程、家の中でムカデが出没しましたが、ムカデの気持ち悪さは異常ですね…。
ベランダや玄関など扉が開く所には、全て殺虫剤を振りかけるようにしたら、ムカデ含め虫が侵入してこなくなったので、皆さんも是非やってみて下さい♪
ライターMISAKI