皆さんは、クリップスプリンガーという動物を知っていますか?

今回は、クリップスプリンガーという動物をご紹介します。

クリップスプリンガーってどんな動物?

クリップスプリンガーはウシ目(偶蹄目)ウシ科の動物です。

別名イワトビカモシカと呼ばれます。生息はアンゴラや南スーダン、ダンザニアなどにいます。

 

体長75~90cmくらいの大きさで、8~18キログラムあります。

オスよりメスの方が大きくなります。褐色色・黄褐色色の背でお腹の方は白っぽいです。

 

体毛は、軽くしっかりと密着しています。皮膚は厚いです。

体毛の構造により熱や低温、乾燥、岩と接触することによる怪我などから身を守ることができます。

 

頭部は短く、三角形の形をしています。

蹄の接地面が小さい為に、狭い足場でも直立することができます。オスのみ、16cmほどのツノが生えます。

クリップスプリンガーの生態について

標高4000m以下にあるサバンナ・岩場・半砂漠地帯に生息しています。

 

ペアもしくは、1頭のオスと2頭のメスで縄張りを形成します。

夜行性で、昼間は岩陰で休んでいるそうです。

 

寿命は、飼育下では18年ほどです。植物を食べます。

主に花や果実を食べます。その理由として、体や胃が小さく代謝が高いために栄養価の高い食物を選択して食べるようになったそうです。

 

捕食者は、カラカル・ヒョウ、アビシニアジャッカル、プチハイエナなどです。

危険を感じると鳴きます。それは、威嚇の意味以外に、危険を仲間に伝える為だと考えられています。

 

ただ、素晴らしいのは天敵を発見すると時速100kmになる俊足で一目散に逃げます。

岩場、岩山はスピードで走れる敵がいない為に、クリップスプリンガーにとっては最高の場所ですね。

 

また、同族同士で争いが勃発することがあります。

見晴らしがいい場所、食べ物が豊富だったり、見晴らしがよい一等地、互いに我が物にしようと必死の為、相手の隙をついたりして戦うそうです。

可愛いクリップスプリンガーたちが戦う姿は想像がつきませんが、平和的に生きて頂けたら嬉しいです。

クリップスプリンガーの特徴

チャームポイントの点として、うるんだ大きな瞳がとてもキュートです。

また体毛がほわほわとしているように見え、飛び跳ねた際に揺れる体毛も可愛さを助長しているように感じました。

 

また小さな蹄は、女性のヒールなイメージが浮かびます。

華麗なステップで岩場を飛び跳ねるので、バレリーナのようだと言われます。

名前の由来でもあるイワトビカモシカというところは、岩と岩の間を飛び跳ねるようにして移動するところからつきました。

まとめ

いかがでしょうか。

ぜひクリップスプリンガーの動画を見て癒されていただけたらと思います。

(ライター:Teyo)