一般的なペットと言えばイヌやネコが多く、苦手な人も比較的少ない動物と言えるでしょう。
他にはウサギやハムスターなども可愛らしい外見と飼育のしやすさからペットにしていてもそれほど珍しくありません。
これらは飼育に関しての情報も多く、必要な物も多くのペットショップで取り扱っているので初めてペットを飼う人でも安心して始められます。
少しマニアックなものであればヘビなどの爬虫類を飼育することも可能ですが、苦手な人も多くそれほど多くの人が飼っているとは言えません。
ヘビの場合種類にもよりますが飼育に関してややデリケートな傾向があり難易度も高いです。
しかしホンジュランミルクスネークという飼育のしやすい魅力的なヘビもいます。
ホンジュランミルクスネークの生態
ホンジュランミルクスネークはナミヘビの仲間です。
ミルクスネークの亜種の一つとしての位置づけとなっています。
見た目は全体的に赤く、帯のように黒い模様が付いています。
非常に派手で毒々しい見た目をしているヘビですが、実際には毒もなく危険性は低いです。
中米が主な生息地であり、この地域にはサンゴヘビと呼ばれる猛毒のヘビが存在します。
ホンジュランミルクスネークはこのサンゴヘビに擬態することで危険を避けているとも言われています。
飼育のしやすいヘビ
赤黒の派手なボディでいかにも危なそうな見た目をしているにも関わらず毒を持っていないこと、餌への食いつきもそれほど悪くないなどの理由で飼育は比較的容易な部類に入ります。
ヘビを飼育するためのケースはとぐろを巻いた大きさの数倍の床面積があれば良いとされています。
ホンジュランミルクスネークの全長は1m前後になることが多いので大型とは言えずサイズの面においても難易度は高くないと言えるでしょう。
どんな餌を与えるか
ヘビを飼育する場合問題となりやすいのが餌です。
ストレスを感じやすい生き物なのでそれぞれに合った環境と餌を用意しなくてはなりません。
ホンジュランミルクスネークの場合、他の多くのヘビと同様にネズミを与えることが良い食事になるとされています。
ショップに行けばサプリメントも購入することが可能ですが、サプリメントは調子が悪い場合などに特定の栄養を補うことを目的に使われることが多いです。
ネズミは栄養バランスも優れており、できるだけ野生の本能を残してあげるためにもネズミを与えてあげましょう。
ネズミといっても餌用に冷凍された物から生きたものまで様々です。生き餌に抵抗がある場合には冷凍餌を購入し与えると良いでしょう。
冷凍であれば当然解凍の必要があり、しっかり中まで解凍ができていなければお腹を壊してしまうことがあります。
常温解凍や湯煎など方法にも色々ありますが、できるだけ傷まないよう、そして完全に解凍ができているかという点に注意が必要です。
餌の大きさはスルッと飲み込めてしまうようなサイズではなく、少し苦しそうに飲み込むようなサイズのほうがヘビにとっては自然です。
体調管理に注意
ヘビを飼育する場合様々な要因で体調を崩したり、餌を食べてくれなくなることがあります。
考えられるパターンとしてケース内の温度や餌の温度が適切でないということがあります。
他には脱皮前でれば普段と行動が変わることがあるので脱皮が終わるまで待ってあげましょう。
また執拗に触っているとストレスを感じてしまうので静かに過ごせる時間も作ってあげることが大切です。
ホンジュランミルクスネークの飼育はヘビの一般的な飼い方と同じ
これまでに説明してきたことは多くのヘビとほとんど共通します。
ホンジュランミルクスネークの場合その中でも飼いやすい種類であり、飼い主に慣れてくれば楽に飼育していくことができるでしょう。
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