「アメジストニシキヘビ」って知っていますか?

大人4人で抱えても抱えきれないぐらい、とても大きな蛇で、とても長いんです。

 

アメジストニシキヘビはペットとしても飼育することができ、愛好家のなかでは人気があるんですよ。

そんな、アメジストニシキヘビの生態とや特徴について、詳しく調べていきたいと思います。

アメジストニシキヘビとは?

「アメジストニシキヘビ」とは、ニシキヘビ科オマキニシキヘビ属の蛇です。

ニューギニア島やオーストラリアの北部に生息しています。

オセアニア最大のニシキヘビになります。

アメジストニシキヘビは夜、光に照らされると、「アメジスト(紫水晶)」のように輝いて見えるので、そのことが名前の由来です。

アメジストニシキヘビの形態

アメジストニシキヘビの大きさは、全長が300~700センチになります。

最大の大きさで860センチの記録があるそうです。

 

アメジストニシキヘビは、アナコンダ、アミメニシキの次に体の長さが長いです。

体の体型は細長くて、頭は大きいです。

頭に付いているうろこは大きくて、吻端板、上唇板、下唇板にはピットがあります。

 

目も大きくて、瞳は縦長です。

体の色は光沢を帯びた褐色です。

黒色や暗色などの色で体に模様があります。

 

アメジストニシキヘビは、生息地域で異なった模様をしています。

模様は、網目模様や横帯模様などがあります。

なかには模様のないアメジストニシキヘビもいるのだそうです。

 

光の角度によって、青紫色(アメジスト)に見えます。

脱皮直後の体は、虹色の光沢があります。

アメジストニシキヘビの生態

アメジストニシキヘビは森林を中心に活動しています。

主に水辺で多く見かけることができます。

 

地表でも樹上でも生活できます。

アメジストニシキヘビは基本的に夜行性です。

夏は夜間に活動し、春や秋には昼間に活動することもあり、日当たりの良い場所で日光浴をしたりするそうですよ。

 

アメジストニシキヘビは鳥や大きな哺乳類を食べます。

ワラビーやカンガルーを襲って、丸呑みにすることもあります。

獲物に巻きついて獲物を窒息させて、呑み込んでいきます。

 

人間が襲われて食べられてしまった例もあるのです。

6歳ぐらいの子どもなら、簡単に呑み込めるそうですよ。

 

ピット器官で熱を感じることができるので、これを使って獲物を見つけます。

アメジストニシキヘビは雨季になる前に、10~20個の卵を産みます。

卵が孵化するまでは、親が卵を抱いて温めます。

 

卵が孵化するまでに70~90日かかります。

卵から生まれた赤ちゃん蛇は、65センチぐらいの大きさです。

アメジストニシキヘビの飼育

アメジストニシキヘビは飼育することができます。

日本にも輸入されていて、ペットショップなどで購入することができます。

 

飼育する際は、地方自治体の許可が必要です。

アメジストニシキヘビは大型で攻撃的です。

よく飛びかかってくることもあります。

 

そしてとっても神経質な性格です。

人に慣れにくいので飼育は大変そうですが、毒はありません。

蛇好きさんのなかでは人気があるんですよ。

アメジストニシキヘビの生態について まとめ

アメジストニシキヘビの生態と特徴について詳しく調べてきましたが、いかがでしたでしょうか?

アメジストニシキヘビはとても大きな蛇で、長さもあります。

 

体に光が当たると、アメジスト(紫水晶)のように輝いて見えることが名前の由来です。

アメジストニシキヘビはワラビーやカンガルーなどを丸呑みにします。

 

獰猛で、攻撃的な性格ですが、アメジストニシキヘビは許可を取れば、ペットとして飼育することができます。

蛇に興味のある方は、アメジストニシキヘビとの生活を楽しんでみませんか?

(ライター 雲呑)