冬に特に大活躍するのど飴でおなじみのかりん。

かりんエキスが配合されている飴は色々な商品で展開されていて、私たちもよく目にする文字や果実です。

 

しかし、そんな馴染みのあるカリンでも花まで思い浮かべられる人は少ないのではないでしょうか?

今回はそんな知っているようで知らないかりんについてまとめてみました。

かりんの特徴

かりんはバラ科の1種の落葉高木でその果実はカリン酒などの原料になります。

原産は中国東部ですが日本への伝来時期はおそらく平安時代に弘法大師が中国から苗を持ち帰ってきた時と言われていますが、はっきりとはわかっていません。

樹高は6~8mほどになり、幹は黄褐色でつるつるとしていてなめらかな質感です。

葉は互生で倒卵形ないし楕円状卵形で長さは3~8㎝程です。先が尖っていて基部は円く縁に細鋸歯があります。

 

耐寒性があり、適湿地でよく育ちます。

未熟な実は表面に褐色の綿状の毛が密生し、成熟した果実は楕円形をしていて黄色で大型です。

しかし果肉は渋くて石細胞が多く、硬いので生食には適さず、砂糖漬け、コンポート、リキュール等に加工され加熱すると渋みは消えます。

かりんの花の季節

かりんの花は3~5月頃です。

5枚の花びらからなる白やピンク色の花を咲かせます。

花言葉は豊麗や唯一の恋といったもので、鮮やかなピンク色の花を咲かせることにちなんでいます。

かりんの利用

かりんの果実に含まれる成分は喉や痰など喉の炎症に効くとされ、よくのど飴に配合されています。

また古くからの民間療法でのどの炎症を抑える咳止め、利尿などに利用されていて、中国では世覚まし、淡切り、順気、下痢止めの紅葉があるとされています。

 

かりんの実にはビタミンCやポリフェノールがたっぷりと含まれていて、加工品として砂糖漬けやホワイトリカーなどに漬け込んだカリン酒等も販売されています。

自宅で手作りのカリン酒を楽しむときには黄色く熟して香りがするものを使います。

 

カリンをよく洗い、水気を切ったら2㎝くらいの厚さに輪切りにしていきます。

実がとても硬いので慎重に2㎝厚に切り、沸騰消毒した広口のガラス瓶に切ったかりん、氷砂糖を入れてホワイトリカーを注ぎ入れます。

冷暗所に保存したら半年ほど置き、1年経ったらかりんの果実を取り出します。

 

カリン酒は琥珀色に染まりまるでブランデーのようです。ストレートで飲むのがおすすめですが、炭酸水やお湯割りなどもおすすめ。

喉にも良いので風邪をひきやすい時期にもぜひ少量をお湯で割って飲むことをオススメします。

木材は比較的硬く、家具などの材料として利用されています。

かりんの育て方

かりんの植え付けは12~3月です。鉢植えの植え替えもこの時期に2~3年に1度行います。

水はけと水もちの良い土に植え、土の質はあまり選びません。

陽当たりの良い場所に植え、土の表面が白く乾いてきたらたっぷりと水を与えますが庭植えの場合はほとんど水は必要なく、夏に日照りが続くような場合に与えるようにします。

心配するような病気は特にありませんが、シンクイムシやアブラムシ類には注意が必要で特に実に食い入るシンクイムシには特に注意が必要なので袋掛けをして防ぎましょう。

かりんの木は直立性なので若木の時から誘引などによる樹形づくりが大切です。

 

長い枝がよく伸びるのであまり長いものは7月頃に5~6葉を残して夏季選定をすると伸びを抑制して花芽藻つきます。

夏に長くのびたままで冬の剪定で短く切り詰めるだけではあまり実をつけません。

かりんの生産地

日本においてかりんの生産地として有名なのは長野県の諏訪市、箕輪町や香川県のまんのう町で、カリンの里と呼ばれています

(ライター ナオ)