皆さんは百日紅という植物を知っていますかは?

枝に沢山の花をつけて、その場をパッと明るくさせる力を持っています。

 

公園などによく咲いていて身近な花なんですが、あまり知名度が高くないようです。

ガーデニングを趣味にしている方などには栽培難易度が簡単な事もあって結構人気だそうです!

今回はそんな百日紅の花言葉や生態、そして咲く季節について紹介していきたいと思います。

百日紅の花言葉と由来

百日紅は「サルスベリ」と読まれていて、この花名の由来はサルスベリ(猿滑)は樹皮がツルツルしていて、猿でも滑りそうなところに由来しているそうです。

百日紅は「ヒャクヅツコウ」とも言われていて、これはサルスベリが夏の盛りに長い間咲き続ける事にちなんでいます。

ちなみにサルスベリは何故百日紅と書くかと言うと、原産国である中国の呼び名で恋人と百日後に逢う事を約束した女性にまつわる話に由来しています。

その女性は恋人と逢う前に命を落としてしまい、その後に咲いた花が百日紅だったんだそうです。

百日紅の花言葉は「雄弁」「愛嬌」「あなたを信じる」「不用意」「潔白」「活動」「世話好き」などの意味があります。

 

花言葉の中にある「雄弁」は、枝先に群がり咲くサルスベリの華やかな咲きっぷりから来ていると言われています。

他にも、枝をこすると葉や花が揺れて盛んに話しているように見える事からとも言われています。

英語では「Crape Myrtle」と名付けられていて、花がクレープ織りのようでギンバイカの花に似ている事からこの名が付けられたようです。

百日紅の生態と季節

百日紅の生態は、ミソハギ科の落葉中高木です。

原産地は中国南部で夏を代表する植物の一つで冬は落葉します。

日本にやってきた時代は正確には不明ですが、恐らく1708年以前からあったのではと言われています。

木の高さは2m~10m程あり、季節は7月~10月頃までです。

 

春頃から伸び始める枝の先端に夏から秋に掛けて花を咲かせていきます。

花の色は白・ピンク・紅・紅紫などカラーバリエーションが豊富なのが特徴です。

花びらは6枚でフチが強く波打っていて、満開時期になるとその姿がよく目立ちます。

 

開花後は球形や楕円形の果実を実らせ熟すとはじけてタネが散り、タネをよく見ると薄い羽のような翼が付いています。

樹皮は褐色で所々はがれて白い肌が現れ縞模様になり、樹皮のはがれた部分はツルツルしているのが特徴です。

日本でよく見かける百日紅の種類

百日紅は30種類以上のものが存在すると言われています。

ここではその中から、日本でよく見かける定番の百日紅を紹介します☆

サルスベリ

中国南部原産で別名は百日紅(ヒャクヅツコウ)と言われています。

バナバ

バナバの和名は「オオバナサルスベリ」と言われています。

原産国は東南アジアで通常の百日紅より大きな花を付けるのが特徴です。

古くから葉を煮出して健康茶として飲まれているようです。

シマサルスベリ

国内では沖縄だけにしか自生しておらず、海外では中国と台湾に自生しています。

開花時期は通常のものより少し早い6月~8月頃までで、白い花を咲かせるのが特徴です。

百日紅についてのまとめ

今回は百日紅について紹介しましたが如何でしたでしょうか?

この記事を読んで初めてこの植物を知った方も多いと思います。

 

百日紅に込められている花言葉には前向きなメッセージが込められているので、お祝い事や大切な人への贈り物としても使える花ですよ!

花に興味が無い人でも百日紅の美しさに魅了される事間違いなしです。

今年もまた百日紅の季節がやって来るので、まだ見た事の無い方は百日紅鑑賞を楽しんでみては如何でしょうか?

ライターMISAKI