桃のミニサイズで、真っ赤な色をしている「すもも」
コロンと可愛らしくて、スーパーで並んでいるのを見かけます。
そんなすももの旬の季節はいつ頃でしょうか?
すももの特徴と、すももの旬の季節を詳しく紹介していきたいと思います。
すももとは?
「すもも(李、酢桃)」とは、バラ科サクラ属の落葉小高木で、その果実のことです。
実は桃はモモ属なので、すももとは違う植物なのです。
日本ですももとされているのは、中国が原産の丸い形のもので、日本には奈良時代に伝わってきました。
ヨーロッパやアメリカで食べられているすももは「西洋すもも」といい、日本で言うと紫色の「プルーン」のことです。
ちなみにプルーンの種類は、果汁の多い「ツアー」や日持ちしやすい「スタンレイ」などの種類があります。
すももは大正時代から本格的に栽培されるようになりました。
すももの色々な品種を掛け合わせて、新しいすももが誕生しています。
日本におけるすももの生産地は主に、山梨県です。
その他に長野県、和歌山県、山形県などになります。
日本で一番生産されているすももの品種は「大石早生」です。
大石早生の特徴は、果肉が柔らかくて、とてもジューシーです。
他にはジューシで甘みのある「ソルダム」、世界で最も多く栽培されていて香りがあり、酸味のある「サンタローザ」、日持ちがよく実がギュッとしまっている「太陽」、黄色い果肉で、秋に食べごろを迎える「秋姫」などがあります。
すももは自分の花粉では実を作るのが難しいので、受粉樹を使って結実させます。
すももの白い花は春に咲きます。
すももの実は品種によって色が若干変わりますが、紅色や黄色です。
果肉は紅色や淡黄色です。
日本の気候にすももは適しているので、家庭でも栽培しやすいですよ。
すももの名前の由来
すももの名前の由来は、すももの果実が桃に比べて酸味が強いことからきています。
「酸っぱい桃→酸桃→すもも」です。
地域によってすももは”ハダンキョウ”などと呼ばれています。
英語ですももは「Plum(プラム)」と呼ばれます。
すももの旬の季節はいつ頃?
すももの旬の季節は「夏」です。
すももの収穫は6月中旬頃から始まります。
すももが一番出回り、美味しいのは6月中旬~8月のすももです。
9月に旬を迎えるのは秋姫というすももです。
ちなみにハウスもののすももは3~8月が旬になります。
すももの効能
すももには食物繊維がたくさん含まれているので、便秘に効果があります。
そして、すももの酸味は疲労回復に効果があります。
他には高血圧予防や貧血などにもいいですよ。
美味しいすももの選び方
美味しいすももの選び方は、全体的に色むらのないすももを選びましょう。
また、すももの真ん中に入っている縦線に対して、綺麗に左右対称になっているものを選ぶと良いです。
すももを持ったときに、ずっしりと重たいものを選びましょう。
すももに付いている白い粉は洗えば取れるので、気にしなくていいです。
まだ熟していないすももは、常温で保存して熟すのを待ちましょう。
完熟しているすももは、新聞紙などに包んで冷蔵庫で保存しましょう。
完熟しているすももは日持ちしないので、3~5日以内になるべく早く食べましょう。
すももの旬の季節についてのまとめ
すももの特徴と、すももの旬の季節について詳しく紹介してきましたが、いかがでしたでしょうか?
すももの旬の季節は「夏」です。
品種によって若干変わりますが、すももは6月中旬~8月が一番出回っていて美味しいです。
すももは食物繊維が豊富であったりと、栄養がたくさん含まれているので、暑い夏の夏バテ防止にもおすすめですよ。
(ライター 雲呑)