今回は「ヤモリ」について気になることがあります。
トカゲとヤモリとイモリ、とてもよく似ていますね。
そこで疑問に思ったことがあります。
トカゲのようにヤモリも尻尾が再生するのでしょうか?
ヤモリの生態と、ヤモリの尻尾の再生について、詳しく調べていきたいと思います。
ヤモリとは?
ヤモリとは「ニホンヤモリ」のことです。
「ニホンヤモリ(日本守宮)」とは、爬虫綱有鱗目ヤモリ科ヤモリ属のトカゲの仲間です。
中国や朝鮮半島、日本の本州、四国、九州などに生息しています。
ニホンヤモリはもともと、ユーラシア大陸から来た外来種です。
平安時代以降に日本に渡来したといわれています。
ヤモリはペットとしても飼育できるので、ペットショップで色々な種類のヤモリが販売されています。
ヤモリの生態
ヤモリの大きさは、体長10~14センチです。
細かいウロコが全身を覆っています。
体の色は灰色や褐色で、暗い色の模様が入っています。
ヤモリは環境に合わせて体の色を変えることができます。
体の色は濃く、淡く変化できます。
ヤモリは目が出っぱっていて、まぶたがありません。
尻尾には大きいイボのようなウロコがあります。
手足の指に趾下薄板があり、ガラスなどに張り付くことができます。
趾下薄板はたくさんの毛が集まって構成されていて、粘着力がすごいんです。
体は扁平な形をしているので、狭い隙間や場所に簡単に潜りこむことができます。
ヤモリは森林などではなく、民家などの周りで生活しています。
夜行性なので、夜になると餌を探して動き回ります。
昼間は壁などの隙間でひっそりと休憩しています。
冬になると冬眠します。
ヤモリは蜘蛛やワラジムシなどの節足動物を食べます。
ヤモリは敵を威嚇するときに尻尾をあげて振ります。
尻尾で敵を振り飛ばすこともあります。
ヤモリは卵で生まれます。
5~9月に産卵し、1~2ヶ月で孵化します。
ヤモリは脱皮しながら大きくなります。
幼性の頃は2週間に1回脱皮をします。
ヤモリの脱皮については、まだ判明していないことがたくさんあるそうです。
ヤモリの尻尾は再生する?
ヤモリはトカゲと一緒で、ビックリすると自分で自分の尻尾を切る「自切」をします。
尻尾は簡単に切れるようになっています。
ほんの少し血が出ることもあるそうです。
切れた尻尾は、10分間ぐらい跳ねたり、クネクネ動いたりします。
切れた尻尾が動くのは、切れた尻尾に敵が目を奪われている間に、ヤモリが逃げるためです。
ヤモリの尻尾は再生します!
ですがヤモリの尻尾は元どうりには戻りません。
元の尻尾より太くて短い、いびつな形になります。
そして、骨は軟骨に変わります。
しかも、尻尾を再生するのに1~数ヶ月かかるそうです。
ちなみに、マダガスカルにいる新種のヤモリは、大きなウロコが体中についています。
そのウロコを自切して、ツルツルの体になるそうですよ。
ヤモリは縁起がいい!
ヤモリは縁起のいい動物とされています。
家の害虫を食べてくれるので、家を守ってくれる動物です。
また、金運アップの効果もあるそうです。
白ヤモリは特に縁起がいいそうですよ。
ヤモリの尻尾は再生するのかどうかのまとめ
ヤモリの生態と、ヤモリの尻尾が再生するのかどうかについて詳しく調べてきましたが、いかがでしたでしょうか?
ヤモリの尻尾は再生します!
ですが、完全に再生するわけではなく、元々の形とは違ういびつな形になります。
元の尻尾よりも太くて短くなります。
そして骨は、軟骨に変わります。
そして尻尾を再生するのに1~数ヶ月かかります。
ヤモリの尻尾は切れやすいようにできているのです。
(ライター 雲呑)