クネクネと動くミミズを見ていると、フッと気になることがあります。
ミミズには目があるのでしょうか?
そもそもミミズの頭とお尻がどちらなのかもわかりませんが・・・(笑)
ミミズには目があるのかどうか、ミミズの生態と共に詳しく調べていきたいと思います。
ミミズとは?
「ミミズ(蚯蚓)」とは、環形動物門貧毛綱に属している動物です。
目が見えないことの「目見えず」からメメズと呼ばれるようになり、その後ミミズと呼ばれるようになりました。
日本でも世界でも一年中見ることができます。
田んぼや畑、石の下などに生息しています。
一般的にミミズは土の中に棲んでいますが、水の中に棲むイトミミズやアブラミミズなどもいます。
とても珍しいミミズで、ホタルミミズという発光することのできるミミズもいます。
ミミズは昔から薬として使われてきました。
今でも漢方として取り扱いがあります。
熱や痛みに効く「解熱鎮痛剤」としての効果があります。
ミミズはとても栄養価が高いので、海外では食べているところもあるそうです。
ミミズの特徴
ミミズの体は細長くて骨格がありません。
たくさんの体節に分かれていて、伸びたり縮んだりしながら移動します。
ミミズは種類によって大きさが変わります。
世界で最大といわれているメガスコリデス・アウストラリスというミミズは、3.5メートルの長さです。
日本にいるミミズでは、シーボルトミミズが45センチ、ハッタミミズが60センチ以上の長さになります。
ミミズの体の色は暗赤色や褐色です。
体には短い毛が生えています。
この毛は頑丈で剛毛です。
ミミズが動くときに、この毛が助けてくれます。
ミミズの体の先端には口があります。
体の後ろには肛門があり、糞を出します。
ミミズには耳や鼻はありませんが、頭の神経がとても発達していて、光や振動を感じることができます。
ミミズは土を食べますが、フルーツも食べるんですよ。
スイカ、メロン、リンゴが好物なのだそうです。
雨になると地上にミミズが出てきますよね。
これは土に雨水がしみ込むと、ミミズは酸素不足になってしまうそうです。
ですので、酸素を得るためにミミズは地上に出てくるのだそうですよ。
ミミズは雌雄同体です。
生殖時期になると、2匹のミミズが体を逆方向に向けて、お腹をくっ付けて精子を交換します。
ミミズは親と同じ姿の子どもが生まれます。
ミミズの寿命は一年ぐらいですが、5年ぐらい生きるミミズもいるそうですよ。
ミミズには目があるのか?
実は、ミミズには目があるのです!
小さな目がたくさんあります。
では何故、ミミズに目が無いといわれているのかと言うと、ミミズの小さな目はミミズの体の表面にはありません。
私達が目で見て確認できないので、ミミズには目が無いといわれるのです。
ミミズのパワー
ミミズは英語で”Earthworm”と呼びます。
地球の虫という意味です。
ミミズは土を食べて糞をします。
その糞は土を良くしてくれる成分がたくさんあるので、土壌改良剤となります。
まさにエコロジー。
地球の虫という意味があるのも納得です。
昔から、ミミズがいる土は良い土と言われているのはこのことからです。
ミミズには目があるのかどうかのまとめ
ミミズの生態について詳しく調べてきましたが、いかがでしたでしょうか?
ミミズに目があるのかどうかですが、ミミズには目が・・・あります!
小さな目がたくさんあるんですよ。
ただ、ミミズの目は私達が目に見て見えるものではありません。
ミミズの体の表面に目はないので、ミミズには目が無いといわれています。
ミミズの生態を調べていくと、ミミズには目があることがわかりました。
(ライター 雲呑)