安くて美味しいもやし!

家計を助けてくれる嬉しい味方ですが、実はもやしにも漢字の表記があるってご存知ですか?

もやしの漢字表記

もやしは漢字で書くと「萌やし」となります。

そう、今はやりの「萌」という字が使われているのです。

一部では可愛い!!という声が上がっているこの、「萌やし」ですが、もともと「萌」という漢字の意味には草木が芽吹くという意味や若い芽がぐんぐん伸びていくとい意味があり、もやしの漢字はそこからきていると言われています。

 

しかし、実際に種から出ている部分は芽だけではなく、根もなんですけどね・・・

もうひとつの漢字表記もあります。

 

それは、「糵」。音読みはゲツ。訓読みはこうじ、もやしがあります。

英語では萌やしのことをスプラウトと表現します。

萌やしの栄養

もやしは成分のほとんどが水分です。

カロリーが低く、タンパク質、炭水化物、カロテン、ビタミン、カルシウム、食物繊維などがバランス良く含まれています。

 

ヘルシーなのに栄養豊富でとってもお得感があります。

もやしが発芽する過程でビタミンCとアミラーゼは胃腸を整え、食欲不振を撃退してくれる効果があります。

萌やしの種類

萌やしにはいくつかの種類があります。

緑豆萌やしはグリーンマッペとも呼ばれ、量も出回っている萌やしのひとつ。他の萌やしと比べると太くて瑞々しさが特徴で、食べごたえも十分です。

 

ブラックマッペと呼ばれる萌やしは豆の部分は緑豆萌やしより硬く、細長いもやしです。

ひげ根が細長く、ひげ根の部分にブラックマッペもやし特有の味と香りを持っています。

 

変色しやすいので、買ったその日に食べきるのがおすすめ。

大豆萌やしは大豆を発芽させたもの。

 

細くて長い萌やしです。豆の部分が黄色くて、硬く、しっかりとした歯ごたえがあり、大豆特有のうまみも味わえる萌やしです。

他の萌やしと比べてタンパク質が多く、大豆にも含まれるレシチンも含まれています。

萌やしの歴史

萌やしは平安時代に描かれた日本で最も古いと言われている薬草の本、「本草和名」に登場しています。

その時の漢字の表記は「毛也之」。この時期は薬用として栽培されていたそうです。

 

南北朝の時代に楠正成が千早城や赤坂上城に籠城した際には塀に豆の芽を食べさせて敵の重囲に例えたと言われ、江戸時代の和漢三才図絵には黒豆を萌やしにして芽が5寸ほどの長さになったところでよく乾燥させて煎って服用するとしびれやひざの痛み、筋の匹吊りなどに効くと記されています。

 

1850年には長崎に漂着した偉人から萌やしの作り方を教えられ、それが地方に広まり、その後長崎から萌やし造りの職人が江戸に登って冬至天下の珍味としてこれを将軍に謙譲したという話があります。

 

1900年代になると、東京、横浜、神戸、大阪などの港のある大都市で萌やしを作る栽培業者が台東し始めました。

その後、関東地方の特に東京に広がり関東大震災以降に商品として扱われるようになったと言われています。

1950年の第二次世界大戦後、萌やしは日本各地でさかんに栽培されるようになり、初めは極、小規模な生産工場で一時は1000社以上だったと言われています。

 

1960年代には味噌ラーメンブームで萌やしの認知度は更に高まり、消費も大幅に拡大されました。スーパーマーケットの誕生はそれまで八百屋さんが店頭で目方売りをしていた萌やしを小袋放送での販売に姿を変え、これにより大量生産と機械化が可能になり、生産規模の大きい萌やし生産者が出始めました。

萌やしの生産規模は更に拡大し、今日では全国で150社ほどが萌やしを生産しています。

清浄な水と先端技術による温度や環境のコントロールによって育成される生産管理技術は世界トップレベルと言われています。

(ライター ナオ)