猫の性格と言えば、気まぐれ、マイペース、のんびり、単独行動が好き…といった感じですね。
それでは、同じネコ科である「虎」はどうでしょうか?
やはり同じ科の動物ですから、猫と同じような性格をしているのでしょうか。
もしそうならば、なんだか本当に大きいだけの猫に見えてきそうですよね。
今回はそんな虎の性格について、迫っていきたいと思います!
虎ってどんな性格?
体の大きな虎とは言え、動物園などで見ると本当に「大きな猫」としか思えないような一面を見ることもあります。
その性格は、猫との共通点も多いのでしょうか?
単独行動を好む
虎も猫と同様に単独行動をします。
(唯一、子育て中のメスのみが例外。)
尿でマーキングをして縄張りを主張し、その縄張りの中で狩りをします。
子煩悩
子育て中のメスは、とても子煩悩。
独り立ちできるようになるまではつきっきりで面倒を見ますし、狩りの仕方などをしっかりと教育します。
「虎の子(大切にして手離さないもののこと)」は、そのような様子が由来となっている言葉です。
ただしオスは、子育てしません。
むしろ、自分以外のオスの子供は殺してしまいます。
マイペース
基本的に群れることをしないので、チームワークやら協調性やらは持っていません。
必要ありませんから。
仲間意識というものもなく、同じ種でも縄張りに踏み込めば全て「敵」。
虎はワニやクマさえ襲って捕食するほどの強さを持っているので天敵はいませんが、縄張り争いで命を落とすことは多いようです。
神経質
虎は他のネコ科の動物に比べてやや神経質。
視界の悪いジャングルで生活しているので、周囲の環境の変化には敏感です。
人に懐く?
生まれてすぐから人の手で育てれば、人に懐くこともあります。
その姿は大きさが違うだけで、猫とほとんど変わりません。
餌をねだったり、甘えてすり寄ってきたり…。
しかしやはり野生の血が濃いので、ちょっとしたきっかけで人間を襲ってしまうことも。
猫だって気に入らなければ猫パンチを繰り出したりしますから、それが虎パンチになると致命傷になるので注意。
虎と猫の共通点は?
性格には似た点が多いということが分かった、虎と猫。
それでは、他にも共通点などはあるのでしょうか?
またたびが好き
猫にまたたびを与えると、メロメロになってしまうのは周知の事実。
それと同様に、虎にもまたたびを与えるとメロメロになるんです。
ただ体が大きい分、たくさんのまたたびが必要なようですが…。
猫じゃらしにじゃれる
虎も猫のように猫じゃらしにじゃれます。
ネコ科の闘争本能を刺激するには、猫じゃらしはうってつけのようですね。
ジャンプ力がすごい
猫と言えば、身軽でジャンプ力に優れているのが特徴です。
体重が100kg近くかそれ以上あり、一見重くてジャンプは苦手そうな虎。
しかし虎もジャンプも得意であり、助走なしで2m近くジャンプすることもできるのです。
虎は木登りができないから、襲われたら木に登れ…と聞いたことがありますが、半端な高さの木では引きずり降ろされてしまいそうですね。
狭いところが好き
猫は箱の中や何かのすき間など、狭いところに好んで嵌まる性質がありますね。
これは虎も同じです。
やはり身を隠すのにちょうど良い、体がフィットする場所というのは落ち着くのでしょうね。
虎に段ボール箱を与えたら、ちゃんと中に入ったそうです。
虎の性格についてのまとめ
やはり同じネコ科同士、猫との共通点は多いようですね。
海外ではペットとして虎を飼っている人もいるようなので、その人たちにとっては本当に「猫を飼う」感覚と同じなのでしょう。
しかしいくら性格が猫と同じだとは言え、体格や力は全くの別物。
実際に飼うにはかなりの勇気が必要ですね…。
(ライター もんぷち)